ファンタジーに変身ヒーロー物の要素を持ち込むという、ちょっと斬新な手法をとりながらも王道に拘った作品。
序盤は少し取っつきにくく単調にも思えたが、徐々に慣れるに従って面白さが見えてきた。
あえてベタベタな演出やストーリーもかつてのヒーロー物を地でいっており、今の時代逆に格好良く思えた。
キャラクターは個性的で印象に残る物が多く、声優の豪華さにも驚かされた。
中盤での砂漠や巨大な都市に付く頃には戦闘にも慣れ、すっかりハマっていたのだが
やがて終盤になる頃、あるキャラクターのパーティー離脱をきっかけに盛り下がりはじめ、
やたらと長いだけで退屈な洞窟を抜けた後にたどり着いた村が無人の廃墟だったことで
嫌な予感がよぎり始め、次のダンジョンも四角い部屋をコピペしただけのダンジョン。
これがラストダンジョンだと知ったときは愕然とした。
物語も伏線を投げっぱなしのまま唐突に終了し、明らかに未完成のまま強引に発売したということが理解できた。
少年ジャンプの打ち切り漫画のようなラスト、というのがぴったり当てはまると思う。
なまじ面白かっただけにこの落胆はハンパではなかった。
オンモードがなければ、あるいはちゃんと完結させられたのかもしれないが、あまりに酷すぎる。
オンモードも不便ながらそれなりに楽しんでいたのに、一気に興を削がれてしまった。
ゼノサーガのようにもともと三部作の予定で出す、というのならまだ分かるが
白騎士物語は事前の雑誌や公式等の情報では一つの話としてちゃんと完結するはずだったのに、これでは詐欺である。
どんなに優れた作品であっても未完成のまま世に出していいはずがない。
レベルファイブがこのことに今後どうけじめを付けるのか、期待はせずに見守りたいと思う。