北アルプスの女王、白馬岳の季節の移り変わりを繊細に表現している
写真集である。
2005年に発表された『白馬』は写真家の情熱がほとばしる渾身の作品群であり、
2008年の『山の星月夜』では山の夜を主題にした新しい視点での山岳写真を
切り開いてきた。
そして2011年『白馬岳-自然の息吹』はその2冊が踏襲され見事に熟成されている。
左右の写真が互いに連動し、四季という時間軸と一日の時間軸で紡がれた
玄人好みの織物の様な出来栄えだ。
中でも「月光に浮かぶ杓子岳、鑓ヶ岳と安曇野の夜景」と
「月照の旭岳と富山の街の灯」の2作は間違いなく代表作と言える。