東野さんのわりと初期の頃の作品で、暗号の謎解きをメインとした本格推理もの。
白馬の山荘で突然の死を遂げた兄、その真実に迫るため妹のナオコは一年後にそこを訪れることを決意する。
暗号の鍵となるのがペンションの名前でもある「マザーグース」。
その唄の詞に隠された秘密を読解し、真実へと近づいていく・・・という物語。
ストーリーは普通に面白く、飽きずに読める。
が、トリックがかなり凝っていて、正直「ここまで!?」という感じ。
まぁそれを解き明かしてゆくのが推理小説の醍醐味なのかもしれないが、
ちょっと上手く出来すぎている感じは否めなかった。
しかし、犯人が判明してもそこで全てが終わるわけではなく、
更に二転、三転するところがやはり東野圭吾の凄さ。
最後の1ページまで存分に楽しませてもらった。