『白銀竜王のクレイドルII 』です。
シリーズ第二巻ですが、第一巻よりも全体として良くなっていたと思います。
表紙絵は黒幕ちゃん。いや、ネタバレではなく、本人が早々に自分で名乗っているのです。まあ、実際に黒幕なんですけど。
帯のアオリ文句にある通り、この黒幕ちゃんが黒幕っぷりを発揮してやりたい放題しまくる話です。
という明らかにバレバレな伏線を片方で用意しつつ、極寒のジラガミ山で待ち受ける美人シスターの謎を展開させるところで、ストーリーの面白さを出す手法は一巻に続いて上手かったと思います。
主人公サイドのイルミとキャロライナは、それなりには活躍の場がありました。侯爵など新キャラも数人登場したのは良いのですが、サクヤが、思っていたほどイルミと絡む場面が無かったのが物足りなかったです。
最後にはヒキもあるのですが、作中の謎を解決すると共にこの先への問題を投げかけるものだったので、一巻の時のようなあざとさは感じませんでした。
一巻で良いキャラだったジョスカンが基本的には登場しないのですが、その分、黒幕ちゃんが存在感抜群で、結局悪役サイドの方が魅力があったのは相変わらずでした。
評価は★4で。