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白眼子 (潮漫画文庫)
 
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白眼子 (潮漫画文庫) [文庫]

山岸 凉子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 232ページ
  • 出版社: 潮出版社 (2006/6/1)
  • ISBN-10: 4267017409
  • ISBN-13: 978-4267017407
  • 発売日: 2006/6/1
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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32 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
表題作「白眼子」の主人公は、盲目の霊能者(?)。彼の数奇な生涯を、戦災孤児の少女の視点を通して描きます。

たった百五十ページしかない作品ですが、ものすごく深い、静かな衝撃に満ちています。2000年に「コミックトムプラス」に連載されていた時読んでいたのですが、いま改めて読んで、不覚にも人前で涙を流してしまいました。

主人公は依頼人の運命や、行方不明者の消息を言い当てる仕事をしています。それはけっしてエキセントリックな超能力ではないし、格好良くもない。言ってることはしごくマトモで地味。それなのに、読む者の心を揺さぶるのです。

人間に対する信頼、過酷な運命から逃げずに生きる勇気を与えてくれる本です。どんな年齢の方にもすすめたい。年を取れば取っただけ、この作品から読み取れるモノは大きいと思うから。

とっても短い作品ですが、漫画家・山岸凉子の偉大なマイルストーンだと思います。私も、この作品に勇気づけられた一人ですから。
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23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
二人の異能者 2006/6/28
形式:文庫
あるファンサイトで絶賛されていたので購入しました。この作者特有と言われている「怖さ」はないので、それを期待している読者(タイトルも怖そうだし...)には肩すかしです。が、主人公のように静かに、強く、心に残る作品。私は、「日出処の天子」で山岸涼子のファンになったのですが、この白眼子の主人公は、いわば、うまやどの王子のアンチ・テーゼみたいな存在のように感じました。両者とも異能者なのですが、その生き方は対極的です。

他の山岸作品についてですが、そのファンサイトでは、せりふ以外の書き込み部分が楽屋落ち的で感興を損なうという意見がかなりありました。私は、それは、作者からの警告じゃないかなという意見です。のめり込んで、主人公を盲愛してしまうファン心理に対するけん制 --「これは漫画なのよ」というメッセージじゃないかと。うまや戸の王子も、謀略を語る場面では「蛇のように邪悪」に描かれています。それでも、超能力者なので、スーパー・ヒーローになりやすいですよね。それが、作者の心の中に残っていて、コインの裏面(表?)のような白眼子の物語を語りたくなったのではないでしょうか。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
これは作者の実体験ではないかと錯覚するくらいリアルな話である。
そしてこの話からうける感銘は純文学のものだ。
『日出処の天子』に比べて最近の絵はどうかと思っていたが、
この作品に関しては現在の絵柄がとても合っている。
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