「正義」や「公共」という日本人が正面から語りにくい話題ながらも、ひとつのブームともなっているサンデル教授の白熱教室を、ファシリテーションのスキルとして読み解く。
実は白熱教室そのものを観たことがないのだけれども、どうして対話が盛り上がるのか、また、その場を支えているしくみは何か、知りたかったことの中身をポイントを押さえた解説で垣間見させてくれた。
震災後、今までは日本人の口からはあまり語られなかったテーマの対話が必要になっている。インターネット上で、リアルの場で、言葉を用いたさまざまなコミュニケーションが行われる現代社会で、互いに理解しあい関係を築くための「対話」できる技術は必要性が増すことだろう。示唆に富んだ本。