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白洲次郎 占領を背負った男
 
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白洲次郎 占領を背負った男 [単行本]

北 康利
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (68件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

日本が戦争に負けてから、この男の闘いは始まった――〈マッカーサーを叱り飛ばした日本人〉白洲次郎は、明治三五年(一九〇二年)兵庫県芦屋に生まれる。神戸一中卒業後、英国ケンブリッジ大学に留学。戦前、近衛文麿、吉田茂の知遇を得、戦後は吉田茂の側近として終戦連絡事務局次長、経済安定本部次長、貿易庁長官を歴任、日本国憲法制定の現場に立ち会った。また、いち早く貿易立国を標榜し、通商産業省を創設。GHQと激しく対峙しながら、日本の早期独立と経済復興に、“歴史の黒子” として多大な功績を挙げた。昭和六〇年没(享年八三)。紳士の哲学“プリンシプル”を尊ぶイギリス仕込みのダンディズムは終生変わらなかった。妻はエッセイストの白洲正子。これまで次郎について書かれたものは多数あるが、本格的な評伝、全生涯を包括した人物伝と呼べるものはこれまで一冊もないといっても過言ではない。城山三郎氏ご推薦の言葉にあるように、著者・北氏が、長年の史料渉猟、丹念な取材と丹精こめた筆致で紡ぎ出したこの作品で、 初めて白洲次郎の全人像が浮かび上がった。 圧倒的な力を前に人は何ができるのか? 敗北したとき人は何をなすべきなのか――。本書は、戦後を読むのに格好の一冊である。

本年度『山本七平賞受賞』作品。『朝日新聞』、『毎日新聞』、『産経新聞』ほか主要紙誌絶賛。

内容(「BOOK」データベースより)

白洲次郎=明治三五年(一九〇二年)兵庫県生まれ。神戸一中卒業後、英国ケンブリッジ大学に留学。戦前、近衛文麿、吉田茂の知遇を得る。戦後は吉田茂の側近として終戦連絡事務局次長、経済安定本部次長、貿易庁長官を歴任、日本国憲法制定の現場に立ち会った。また、いち早く貿易立国を標榜し、通商産業省を創設。GHQと激しく対峙しながら、日本の早期独立と経済復興に、“歴史の黒子”として多大な功績を挙げた。昭和六〇年没(享年八三)。紳士の哲学“プリンシプル”を尊ぶイギリス仕込みのダンディズムは終生変わらなかった。妻はエッセイストの白洲正子。

登録情報

  • 単行本: 422ページ
  • 出版社: 講談社 (2005/7/22)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062129671
  • ISBN-13: 978-4062129671
  • 発売日: 2005/7/22
  • 商品の寸法: 19 x 14 x 4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (68件のカスタマーレビュー)
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27 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 格好良いだけではない「日本一の男前」, 2005/9/26
レビュー対象商品: 白洲次郎 占領を背負った男 (単行本)
日本一の男前、白洲次郎。英国仕込みの嗜好や華麗な経歴に加えて、「オイリーボーイ」と称されるほどの自動車愛好家。白州氏の洗練されたスタイルばかりが注目されるが、吉田茂首相の側近として、日本の戦後復興に不可欠な役割を担う。

日本国憲法の策定にあたり、弱腰の政治家たちの代わりにGHQとの折衝役を引き受けた白州氏。本著は白州氏の半生を通じて、戦後GHQの占領から独立に至るまでの政府要人の言葉遣いや心情が文面一杯に広がってくる。ほとんど日本の近現代史を読んでいるような錯覚にすら陥る。近現代史を知る上でも非常に面白い一冊に仕上がっている。

白州氏は、敗戦にうちひしがれた日本において、GHQ内で「従順ならざる唯一の日本人」と言われるほど、GHQに「盾つく」人間だった。マッカーサーの誕生日に、昭和天皇の使いとしてプレゼントを渡しにいった時のこと。マッカーサーがじゅうたんを指さし「その辺りに置いてくれ」というと白洲氏は激怒する。「いやしくもかつて日本の統治者であった者からの贈り物を、その辺に置けとは何事ですか!」と、プレゼントを持ち帰ろうとしたのだった。

日本が占領下に置かれても、日本人としての「魂」だけは忘れなかった白州氏。単なるお洒落な男が格好良いわけではない。外面ではない本当の「格好良さ」を教えてくれる。それと同時に、戦争や国家とは何かを考えさせられる一冊だ。

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66 人中、59人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 戦後の坂本龍馬か。, 2006/6/14
レビュー対象商品: 白洲次郎 占領を背負った男 (単行本)
白洲次郎という人のことは、これまで良く知らなかったかが、

本を読むにつれ、すごい人だ、ということをつくづく感じた。

破天荒な青年時代、ハードネゴシエーターかつ原理原則を

つらぬく強さで戦後の交渉をある意味一手に引き受けた時代

うるさ方としての晩年など、どれをってもすごい、かっこいい

という表現につきる。

自分の立身出生よりも、日本がどうあるべきか、10年後、50年後を

見据えて判断している姿勢は、ある意味坂本龍馬に通じる面があるか

と思う。

こういう人を是非もっと取り上げていって欲しい。

本書は、丁寧に調査がなされており、かつ事実に基づき

客観的に書かれているので、好感が持てる。文章も読みやすく

あっという間に読めてしまった。
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65 人中、58人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 日本人はもっと「白洲次郎」を知るべきだ, 2006/6/7
レビュー対象商品: 白洲次郎 占領を背負った男 (単行本)
まず感動した。

日本人に真の国際人と「タフネゴシエーター」が居た事を。

敗戦直後の日本で国家のグランドデザインを描くことが出来た人材が居た事を。

そして出世だ、肩書きだと、名前や形にこだわる輩が多いこの日本という国で、肩書きを必要とせず勝負が出来た日本人が居た事を。

更に本編主人公の白洲次郎本人に功名心がなく、純粋にこの日本という国を愛していたことに感動を覚えずにいられなかった。

普通、こういう人材は間違いなく海外へ流出する。

それが日本に留まり、目に見えない大事業をやってのけたことが「日本復興の奇跡」を呼んだ「奇跡」だったのだろう。

この本を読んで、このような人材を輩出した「日本」という国を見直した。

また「愛国心」とは押し付けられるものでも、愛するものを守るために殉死することでもないことを改めて痛感した。

そして次郎が対峙した大東亜戦争とは、占領軍GHQとは、そして日本の政治家、官僚とはなんだったのか、考えさせられる一冊である。

正直、この10年で最高の傑作に触れられたと思うと共に、今までの人生の中で「白洲次郎」という人材を詳しく知らなかった自分を恥じたい位である。

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