白洲次郎・正子夫妻の娘である著者が、よく夫妻に出し、喜ばれていた料理の数々を、美しい写真で紹介したものです。掲載されている料理には、松茸や、ふかひれといった、夫妻一家ならではの高価なものものもありますが、結構、庶民的なものも混じっています。また、嬉しいのは、料理に合わせ、使われていた器の数々が、簡単な説明と合わせ、紹介されていること。料理だけでなく、器も紹介されていることで、より、夫妻の当時の食卓の雰囲気を知ることができます。
また、さらに嬉しいのは、その料理にまつわる夫妻のエピソードを紹介してくれている点。これを読むと、夫妻も、案外、普通のお父さん・お母さんだったんだなあ−とりわけ次郎氏−ということがわかります。
お値段も高い本ですので、全ての方にお奨めはできませんが、夫妻のファンで、その生活の一旦をかいまみたいという方にはお奨めの本です。