イラストレーターさんに引かれて手に取ったのがきっかけでした。
読んで行くうちに話に引き込まれていってしまいました。
キーワードは香道、白檀、和歌。茶道や華道などの家元の息子…といった設定は今まで何回かあったかもしれませんが、こちらはお香を扱う香道のお話。主人公の成長と隠れた才能の開花、また彼を見守る青年のほのめかされる彼への想いに、どきどきせずにはいられませんでした。
ただ単に恋愛模様を書くのではなく、香道の魅力に関してもしっかりと物語れており、作中に登場する白檀の香りは今では大のお気に入りです。また同じく作中にはいくつかの和歌が登場してきますが、その和歌の巧い使い様に頷くことおしばしば。
シリーズものでなくともこの一冊でしっかりとした読み応えがあります。ぜひ、一読されてみてください。品切れになる前に!