出版社/著者からの内容紹介
白斑先生はまさに職人気質の皮膚科専門医。最先端光学機器をベースに手作りで紫外線照射装置を作り上げた。その精度を日々高めながら、治療実績をコツコツと積み重ねてきた。この臨床実績が、光線療法の最大のポイントである“安全性”の確保を実現し、不治とされた皮膚病「白斑」に完全治癒への道を拓いた。
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
著者について
1947年、岡山県生まれ。名古屋市立大学医学部卒業、同大学院修了。
79年、三重県員弁郡にネオポリス診療所を開設。以降、名古屋、桑名、名張市などに皮膚科を中心にクリニックを開く。光線療法に関する研鑽に努め、2006年には東京・市ヶ谷に国内初の白斑専門治療院「日本白斑センター」を開設した。白斑治療に関しては国内屈指の実績をもつとともに、最先端療法の習得に意欲的に取り組んでいる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
日本皮膚科学会認定・皮膚科専門医、ネオポリス診療所理事長、日本白斑センター長。医学博士。1947年、岡山県生まれ。名古屋市立大学医学部卒業、同大学院修了。79年、三重県員弁郡にネオポリス診療所を開設。以降、名古屋、桑名、名張市などに皮膚科を中心にクリニックを開く。光線療法に関する研鑽に努め、2006年には東京・市ヶ谷に国内初の白斑専門治療院「市ヶ谷皮フ科日本白斑センター」を開設した。白斑治療に関しては国内屈指の実績をもつとともに、最先端療法の習得に意欲的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
抜粋
今般、皮膚科専門医、医学博士榎並寿男先生が本書『白斑はここまで治る』を上梓されました。
先生は、東京大学医学部医学科で私と同期(昭和23年卒業)だった名古屋市立大学医学部教授、故水野信行先生の愛弟子で、皮膚科教室時代より皮膚疾患に対する光線療法の専門家であります。
先生は尋常性白斑の光線療法に関する多くの論文を皮膚科専門雑誌に発表され、またその研究成果を皮膚科学会で発表され、活躍中であります。
尋常性白斑は現在でもその病因は明らかにされてはいません。また難治の皮膚疾患であり多くの治療法が行われてきました。古くはエジプトにおいて民間療法として、ナイル川岸に自生する植物の樹汁を白斑部に塗布して太陽光線を照射する治療が行われていました。
カイロ大学の生化学教室の研究でその植物の有効成分がオキシソラレンである事が証明され、本物質が太陽光線照射を併用する事で皮膚の光線に対する感受性が高まり、皮膚の色素形成を増強することがわかりました。50年前に米国で本剤のカプセル剤が発売され、長波長の紫外線と併用し尋常性白斑の治療が行われています。ソラレンの頭文字Pと長波長紫外線(UVA)を合成したPUVA(プヴァ)療法と呼ばれています。
本邦では約50年前より尋常性白斑の治療にPUVA療法が主流を占めていましたが、最近ナローバンド光線療法、更にターゲット光療法(エキシマレーザー療法およびエキシマライト療法)と新しい機器の進歩によって尋常性白斑の治療が始まりました。特に他療法で難治性の白斑に対する臨床効果は注目に値することです。
本書は尋常性白斑の病状、発生機序、発生頻度を始め、本症の治療の変遷につき、治療効果と臨床症例を示し平易に解説され、理解を容易にしています。また本書は白斑の患者さんが尋常性白斑に対する理解を深め、治療法に関しても多くの選択肢があることを知ることが出来ます。
本書は先生の尋常性白斑の治療に対する情熱が感じられる指導書であり、是非尋常性白斑の患者さんの一読をおすすめします。
東京大学名誉教授(皮膚科学) 久木田 淳