劇場で観る機会を逃してしまったので今回はブルーレイディスクを購入して初めて映画版を鑑賞しました。
少女期に受けた性的暴行による心的外傷を軸にした物語の展開はうまく表現出来ていたと思います。
ホラー映画ではないので露骨な映像表現は必要無いし、雪穂の怨念は充分に伝わったと思います。
刑事役は船越英一郎と聞き「二時間ドラマ」の軽さが出てしまうのではと不安でしたが、意外に良かったと思いました。
TV版の武田鉄矢の執拗さは無かったもののラストの亮司に語りかけ説得する芝居が船越英一郎らしさが出ていたし、実に良い演技でした。
一昨年、舞台「焼肉ドラゴン」でさらに評価の高まった粟田麗が出演していたのは知らなかったので非常に嬉しい誤算でした。
自分が持ち出したシアン化カリウムで亮司が殺人を犯した事を知って、自らもシアン化カリウムで命を絶ってしまう・・・
短い出演シーンでしたが満点の芝居だったと思います。
本編自体は長編小説をテンポ良くまとめられていて良かったと思います。
ただし特典映像はダメです。舞台挨拶や宣伝映像ばかりでメイキングらしき映像は多く写っていません。本編だけで充分です。
もう一度鑑賞したい方はレンタルでどうぞ。