全3巻で完結したブランカ姫、セロ、マルディシオン、リリアナとその子供達の話を集めた短編集です。
「幕間」として、雑誌掲載のお話が二つ。
マルディシオンに若返りの呪いをかけられていた時の、まだかけられて間もない17歳のままのブランカ姫とセロがリリアナの用意した姫様の「気分転換」から…抑えた恋心が切ない1本。もう1本はレオノーラがいなくなってしまった頃、10歳まで戻ってしまったブランカ姫とセロ。「子供でも、ブランカ」なセロを止めたのはやはり頼もしいあの人しかいないよね!。
「終幕」は婚約直前の二人。「王族であるブランカ姫」を娶る事になったセロの落ち込みと復活。陥れられて危機一髪なセロのところへ来た淡々としたマルディシオンが◎です。
「幕裏」では、ついに子供世代が登場。ブランカとセロの娘アスセーナとリリアナとトマスの娘ティア。二人の様子にリリアナは、ブランカと出会った頃を話して聞かせます。
ブランカ生き写しの容姿と強い魔力を持つアスセーナ。ティアもリリアナに似て優秀な侍女になりそうな素質が。
アスセーナは狼のマルが大のお気に入りのようですが、勘のいい?リリアナの心配が現実に…?。
そして「再幕」は、娘世代が主役を張ります。運命の人を捜して家出をした12歳のアスセーナが見つけた人は。
いつのまにやら「マルディシオンが気になる」派になっていたので、ブランカとセロの幸せは当然として、彼がどうなるのかが読みたかったのですが。最後までズバリ、ではないものの、これからアスセーナに頑張ってもらいたいです。セロは娘を持つ父親としていろいろ経験してください!(笑)。
「終幕」の時「ブランカはやらんから、そのうち借りは返す」って言ってましたが、その借りはもう返してあるの〜とか、急に心配してしまったわ。
これにて終わり、はもったいない。「再幕」の続きだけでも読みたいです。