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白きたおやかな峰 (河出文庫)
 
 

白きたおやかな峰 (河出文庫) [文庫]

北 杜夫
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

カラコルムの未踏峰ディラン遠征隊に、雇われ医師として参加した体験に基づく小説。山男の情熱、現地人との交情、白銀の三角錐の意味するものは? 日本山岳文学の白眉。

内容(「BOOK」データベースより)

ひょんなことから雇われ医師として参加することになった、カラコルムの未踏峰ディラン遠征隊。キャラバンのドタバタ騒ぎから、山男のピュアにして生臭い初登頂への情熱、現地人との摩擦と交情…。そして、彼方に鎮座する純白の三角錐とは一体何物なのか…。山岳文学永遠の古典にして、北文学の最高峰。

登録情報

  • 文庫: 336ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2012/3/3)
  • ISBN-10: 4309411398
  • ISBN-13: 978-4309411392
  • 発売日: 2012/3/3
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By 993改 #1殿堂 トップ500レビュアー
形式:文庫
山に魅かれてカラコルム登頂を目指す男たち、そしてそれを支える現地人の純粋さが強烈な印象で残ります。と同時に、大自然の恐さも思い知らされます。
最後のアタックの結果がどうであったか、あえて結果はかかれていません。私も結果を知りたいような、知りたくないような複雑な気持ちでまだ結果を調べていません。

とにかく山男であれ、大自然であれ、雄大で純粋で、非常にスケールの大きい小説です。自分の普段の生き方について考えさせられます。

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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TaroTaro トップ500レビュアー
形式:文庫
 ヒマラヤ山脈のディラン峰に挑む『遠征隊』を描いた登山小説である。

 著者が実際に同行した登山を基にして書かれた作品でもある。

 初出が昭和41年と古いので、登山技術等において現代に合致していない部分もあるのかもしれないが、そんなことはまったく問題ない。素晴らしい小説である。私は中学生のときに始めて読んで以来この作品を何度となく繰り返し読んだ。

 透明で叙情的な文章、世俗的でもあり哲学的でもある魅力あふれる登場人物、そして彼の作品に必要不可欠な決して下品にならないユーモア。この作品には北杜夫のもつ、”ある暗さ”以外の全てがあると思う。

 透明な文体は作品全体を覆っているが、叙情的な表現はディランを含む自然を表現するのみである。登山家達の登頂の姿にそれはない行動の描写が殆どである。これが、圧倒的な自然に挑むちっぽけな人間の姿を描き出すことに成功している要因の一つであろう。そして、『山』を表現することに関してもこれ以上の作品を目にしたことがない。

 登山あるいは登山家を描いた作品は数あれど、この『小説』を超える作品はそうないのではないか。

 なお、著者の「楡家の人びと」を絶賛した三島由紀夫がこの作品を酷評した。その内容は北杜夫の「人間とマンボウ」という作品に収められている。文学者三島が言っていることはなんとなくわかるような気もするが、文学者でない私にはちょっと難しかった。

 

 
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