登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
しずかなしずかなお話です,
By
レビュー対象商品: 白い犬とワルツを (新潮文庫) (文庫)
私はまだ20代半ばですが、この小説を読んで少しだけ歳をとったときの気持ちがわかる気がしました。おじいちゃんは昔からおじいちゃんだった、って気がするけど本当はそうじゃない。 若かったときもあったんだ、青春もあったし、恋だってしてたはず。そう考えると祖父に親近感がわいてきました。 うちの祖父も今年で86になりますが、大事にしなくちゃなと思わされました。元気なうちに青春話もきいておかなくちゃ。話自体は淡々と進んでいくのでそれをつまらないと感じる人もいるかもしれませんね。でも、私は静かに静かに進んでいくこの小説、嫌いじゃないです。
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
いつか私も白い犬を・・・,
By
レビュー対象商品: 白い犬とワルツを (新潮文庫) (文庫)
読み終えたとき、目頭が熱くなった。 悲しかったわけではない。主人公サムと白い犬との純朴な数年間に羨望と共感があった。白い犬と二人だけで、亡き妻へプロポーズした場所を訪れた場面は、人間の、男の究極の純粋な姿であろう。 誰もが白い犬と出会えるわけではない。しかし、心から愛する者(それが誰であっても)を持つ者は、いつか孤独になった時きっと白い犬を見ることが出来るのであろう、と思う。 あの白い犬は人間の純粋な愛の象徴だと感じた。いつか私も白い犬と出会いたい。出会えるような人生を送っていきたいと思う。 そう思いながら、私はまた最初のページをめくっている。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ささやかな人生にこそ希望は宿る,
By
レビュー対象商品: 白い犬とワルツを (単行本)
主人公はアメリカ南部に住む老人。子供8人、孫28人をもうけた彼が、80歳を過ぎて最愛の妻を亡くし、自らも癌に倒れるまでの生活を描いている。とにかく明るくさわやかな気持ちになる小説だ。それはこの老人の生き方によるところが大きい。娘夫婦達が隣近所に住んでいるのだが、この老人は出来るだけ子供達に気を遣われたくないのだ。妻が亡くなって間もなく姿を現した白い雌犬とおんぼろトラック、手塩にかけたペカンの苗木、そして妻や友との想い出、老人はそうした愛しいものに囲まれて、静かに、自らの裁量で短い余生を過ごそうとする。 この小説が素晴らしいのは、そうした老人の心情、生き方を軸としながらも、息子や娘、娘婿の老人に対する思いも描いている点だ。父親が老いた、呆けたという子供たちの心配と、一人でやっていける、まだまだ老いていないという父親の自覚。父親に悟られないように交互に様子を見に来る子供達と、すっかりお見通しの父親。そうした互いの思いやり、気遣いみたいなものに素直に共感できる小説である。 独りでありながら、愛するものと愛してくれる者に囲まれた晩年。ささやかな人生にこそ希望は宿る。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|