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白い巨塔〈第5巻〉 (新潮文庫)
 
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白い巨塔〈第5巻〉 (新潮文庫) [文庫]

山崎 豊子
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

開始された医事裁判の控訴審は、原告側弁護人や里見たちの献身的努力によって、予断を許さない展開に。そして、財前自身の体に不吉な病魔の影が…。厳正であるべき“白い巨塔”大学病院の赤裸々な実態と、今日ますますその重要性を増している医事裁判に題材をとり、徹底した取材によって、人間の生命の尊厳と、二人の男の対照的生き方とを劇的に描ききった、社会派小説の金字塔。

登録情報

  • 文庫: 416ページ
  • 出版社: 新潮社 (2002/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101104379
  • ISBN-13: 978-4101104379
  • 発売日: 2002/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 医事裁判の行方、その後の財前。新潮文庫5巻はその後半から加速をつけて一気に読み込んでしまった。
 控訴審である医事裁判はその証言台に立つ人々の証言が財前側、患者側と医師、教授たち、家族らとそれぞれに内容は緊迫したものがあり、判決が下る前のやりとり、判決が下る時、息を飲む臨場感が溢れ出してくる。

 財前の権力へのこだわりはすさまじいと驚異を覚えるが現にこのような感覚で生きている人間は現代も実存するのではないか、と社会のあらゆる場面を思い起こせばそれこそまたリアルな苦々しさがよみがえる。

 財前の同期の里見医師は真実を追求し、誠意を尽くす理想的な医師であり、皮肉にも財前がいたからこそ、里見の理想的な医師像はきわ立っていたのかもしれない。いや、いなければいけなかった存在だ。

 新潮文庫第1から5巻のうち、この5巻は分厚さは他の巻と勝るにもおとらないが、最も薄く思えた厚さだった。ラストの場面は一生忘れそうもない。荘厳さがあり、しみじみと人間の混沌とした世界を思った。

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29 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本当の姿 2004/1/30
By mnriou
形式:文庫
3巻で一回物語の区切りがついているとは言え、
4巻までの1700頁は5巻に辿り着く布石だったと思えるほど、
5巻は感動的でした。

何より、登場人物の本当の姿が良く見えるのが、
5巻の最後だと思います。
財前、里見、東、ケイ子、又一、
彼らの「本当の気持ち」をラストの場面が
鮮明に映し出してくれています。

社会的な反響を考慮し、

膨大な量の取材、研究をして書き上げられたこの小説は
そのスケールの大きさとともに、
感動を与えてくれます。

最後に、
財前とは全く違う性格の人間だと思う自分が
1巻から読み進めていくにつれて、
財前に共感したことに驚きました。

このレビューは参考になりましたか?
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By まる・ち トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 本書で一番印象的だったのは、ストーリー展開や皮肉な最終章よりも、作者の綿密な取材とそれによってもたらされた詳細な描写だ。

 手塚治虫のマンガ「ブラックジャック」が、医学博士である作者故のリアルな表現で、医学教育上も十分役立つと言うような指摘を読んだことがあるが、それに先んじて活字で具現化しているのが本作品だといえるのではないだろうか。開腹して取り出した臓器を手に取り、触診したうえで病巣を確認し摘除する場面を読んでいると、あまりのリアルさに感嘆するばかりだった。
 作者は作家専業になるまでは新聞社勤務で、あの井上靖の元で取材や文章に対して研鑽を積んだそうである。そのときの経験が徹底した取材を行って、事実を正確に伝える姿勢を育んだのであろうことは間違いない。

 作品としては十二分に有名であり、二度にわたるTVドラマ化で話題にもなっている。劇画的ともいえる人物描写と、テーマの重さ、それを書ききる力強さを感じさせる作品だ。大きく前編と後編に分かれるが、いずれも緩急をつけた描写が印象的だ。前半の教授選挙や、後半の法廷での応酬シーンなど、たたみかけるような手に汗を握るクライマックスを味わうことができる。
 最終章、財前の迎えた結末と、それに対する財前の客観的な手紙、そして里見の台詞には思わず涙してしまった。

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投稿日: 2007/4/30 投稿者: TRK
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投稿日: 2007/2/4 投稿者: 993改
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投稿日: 2006/11/5 投稿者: ベンジャミン
著者の圧倒的筆力に脱帽である。
大学医学界のありよう、医師や患者の行動原理、医療現場の雰囲気、どれをとっても当時の医学界を知る者にはかなりの部分で「納得」の書であるようだ。このように医療界の内部... 続きを読む
投稿日: 2006/9/8 投稿者: コンタナトス
医者とは…
 この本を知ったのはドラマを見たのがきっかけです。

簡単に内容を説明すれば、ある一人の医者が高い地位につくために... 続きを読む
投稿日: 2006/6/8 投稿者: ムース35
人間の生き方を問う最高傑作
"この小説は、財前が裁判に勝ち里見が大学をおわれる第3巻で完結したのですが、社会的な批判が多く、続編として第4、5巻を「新白い巨塔」として新しく執筆されたものです... 続きを読む
投稿日: 2005/3/23 投稿者: カジやん
すごい取材力
とにかく医学知識に関する取材力の高さには本当に脱帽です。
医学、裁判、病院の体質に対する深遠な理解があって初めて... 続きを読む
投稿日: 2004/8/23 投稿者: アイランダー
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