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時代背景が昭和でも、本書を読んで感じた人間のエゴイズム、得意の絶頂にいる人間をはたから見た愚かさ、他者を思いやる難しさは時代を超えて考えさせられる。
幸福の絶頂にいる財前。内科の里見助教授から相談された患者の早期噴門癌を切除し、オペを成功させるとすぐさま海外の学会へ行く。
人は傲慢であったらいけない。医者は神様ではないからますますそうである。でも財前の幸福の絶頂は傲慢の絶頂でもある。愛人である花森ケイ子と里見助教授が、唯一財前の傲慢を正せるはずの人間だった。しかし-。続きは本書で。
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