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白い僧院の殺人 (創元推理文庫 119-3)
 
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白い僧院の殺人 (創元推理文庫 119-3) [文庫]

カーター・ディクスン , 厚木 淳
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ロンドン近郊の由緒ある建物〈白い僧院〉――その別館でハリウッドの人気女優が殺された。建物の周囲三十メートルに及ぶ地面は折から降った雪で白く覆われ、足跡は死体の発見者のものだけ。犯人はいかにしてこの建物から脱け出したのか? 江戸川乱歩が激賞した、《密室の王者》の名に恥じない不可能犯罪の真髄を示す待望の本格巨編!


登録情報

  • 文庫: 354ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1977/10/20)
  • ISBN-10: 4488119034
  • ISBN-13: 978-4488119034
  • 発売日: 1977/10/20
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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本書はカーター・ディクスンの最高傑作で、本書の密室トリックについては、江戸川乱歩が「カーが発明した不可能犯罪のトリックの内でも、最も優れたものの一つ」と激賞しているとおりである。

カーター・ディクスンは、最初の作品『弓弦城殺人事件』と、ヘンリ・メリヴェール卿初登場の『プレーグ・コートの殺人』から2作目の本書、3作目の『赤後家の殺人』までは、当初ディクスン・カーをひっくり返した「カー・ディクスン」という名前であった。
そしてこのカー・ディクスン名義の作品(とくにHMが登場する作品)に、後にカーター・ディクスンに統一されたディクスン名義の傑作が集中している。
(以後の作品でこの3作に匹敵する作品は、『ユダの窓』ぐらいだろう。)

本書を始めとするこの3作に共通して言えるのは、そのトリックの独創性と切れ味のほか、張りめぐらされた伏線がきちっとパズルのピースの一片であるがごとくにあてはまる、作品全体の緻密な構成にある。

とくに本書においては、死体の発見された別館の入り口には発見者以外の足跡が残っていないという「雪の密室」の謎と、複雑にちりばめられた伏線に対し、HM卿のたった一言でトリックの全貌が明らかにされる、その単純明快さゆえの「ああ、そうだったのか!」という衝撃が実に心地よく、その衝撃と快感は、ディクスン・カー名義の最高傑作『皇帝のかぎ煙草入れ』に匹敵するものである。

しかし『皇帝のかぎ煙草入れ』もそうであったが、本書にはカー独特の怪奇趣味が薄いため、残念ながらカーの真価を味わうには十分とは言えない。
とはいえカー初心者には、『皇帝のかぎ煙草入れ』よりも本書の方が、密室という不可能犯罪に正面から挑んでいる分、カーの持ち味(ほんの「さわり」ではあるが)を知るのに適していると思う。
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足跡の問題 2004/3/16
By spikework VINE™ メンバー
有名な足跡の問題の作品
雪で覆われたコテージの中女優の死体が発見される。
死亡推定時間の前に雪は降り止んでいたのだから
犯人の足跡は残っているはずなのに、現場には発見者の足跡しかなく
しかも、発見者は絶対に犯人ではない
という不可能犯罪を美しく解き明かした古典的作品
白の情景に浮かび上がる足跡はイメージとして焼きつきます
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雪の密室 2005/11/17
周囲を降り積もった雪に囲まれた建物の死体、残されているのは発見者の足跡のみという典型的な密室物の古典です。

密室の謎から始まりながら、それだけで終わらせない作品の構成、ストーリー運びはさすがカーと言ったところでしょうか。

作者が意図的に隠蔽する事実、それとなく匂わせる(あるいはこっそりと文中に隠している)伏線、個々人の行動が錯綜し、謎が解けても次の謎が立ちふさがる。カーの作品では珍しいけれんの無い作品です。

作品が書かれた当時の"雪の密室"の"常識"を覆し、なおかつ、今作が作り出した新しい"常識"を知る私たちをも感嘆させる。

一つのトリック(思いつき)だけで作品を組み上げず、論理的にあり得る奇抜さを追求する。ミステリー古典でありながら、現代に通用する要素を多分に持った作品だといえます。
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ただ単に古典であるから名作だということではない
 正直期待していたような「もうこの状況が作り出せる経緯が考え付かない」という状態に陥らなかった。丁寧に書かれた... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: コマ回し
表現にだまされると
一見すると複雑な事件に見えるこの作品、
実はよーく紐解いてみると
かなり単純という実は視点を変えてしまうと... 続きを読む
投稿日: 24か月前 投稿者: miyan☆ミ
《足跡》テーマの代表的作例
犯行現場となった建物の周囲は雪に覆われ、残されているのは、ほんの少し前... 続きを読む
投稿日: 2009/10/21 投稿者: 槇
雪密室の傑作
カーが発明した不可能犯罪トリックの中でも、
もっとも優れたものと、
江戸川乱歩が激賞したとされる作品です。... 続きを読む
投稿日: 2009/8/29 投稿者: 悶
構成要素は陽
密室をテーマにした不可能犯罪物の中でも最高に属する一冊でしょう。個人的に一番最高な... 続きを読む
投稿日: 2009/4/18 投稿者: Martha Argerich
可憐さと荘厳さが印象的な雪の上
"雪の上の足跡もの"として著名なカーの代表作。カーとしては珍しく荘厳さを重要視しているようで、いつものドタバタ騒ぎは起こらない。事件が起こる場所も<白い僧院... 続きを読む
投稿日: 2006/12/23 投稿者: 紫陽花
“雪の密室”の金字塔
周囲に雪が積もった建物の中で死体が発見されるが、犯人が逃走の際につけたはずの足跡が存在しないというパターンのいわゆる“雪の密室”は、推理小説の中でもかなり多用され... 続きを読む
投稿日: 2006/3/28 投稿者: minoru223
論理的不可能犯罪
... 続きを読む
投稿日: 2004/8/27 投稿者: naokonogu
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