納豆、漬物、味噌、醤油、酒、酢、ヨーグルト、チーズ等、特に湿度の高い日本には多くの醗酵食品があり、そのどれもが滋養・栄養に富み、長期保存が効く様になっています。「カビ」には善玉の醗酵菌と悪玉の腐敗菌があり、醗酵微生物は食品を分解・合成する事で、ビタミン・ミネラル・アミノ酸・グルコース等を多量に増やし、分子量を小さくする事で、生体の血液・細胞に吸収され易くします。又、体内酵素だけに頼らずに、それらを摂取する事で、体に負担を掛けずに代謝・消化を行います。醗酵微生物は自分のテリトリーを作る為に、バリアが出来て腐敗菌がその中へ入って行けず、長期保存が出来る様になります。酵素はタンパク質の為に熱に弱く、加熱調理食品よりも生や醗酵させた食品の方が摂取出来ます。酵素には基質特異性が在り、特定の溶質との反応にしか触媒しません。微生物の中には毒やアンモニアを分解するものも有り、例えば、石川県能登半島に有る伝統食「ふぐの卵巣の糠漬け」は、猛毒テトラドキシンを微生物が分解して無毒化する事で食品となります。1g中に60億個もいる醗酵微生物と酵素に私達の健康を支えてくれる事に感謝し、又、偉大であると思います。