発酵と聞くとまっさきに漬物とかチーズとか連想しますね。私もそうでした。でも、世はバイオ時代。ものすごい最先端のところにも微生物が活躍しているのです。例えば、最近ではBotryococcus brauniとかいう藻類は炭化水素を生産し、細胞内に分泌するんだそうで、これを利用すれば産業廃棄物を原料に石油を作ることも夢ではない、のだそうです。他にも医薬品などに活躍する微生物が出てきます。20世紀以降、人間の寿命が延びた原因のひとつにこうした微生物による抗生物質があげられるでしょう。また、古来の伝統的発酵食品にも説明がなされています。例えば、日本の醤油には古来、穀比之保(こくびしお)→穀物を発酵させた醤油。魚比之保(うおびしお)→魚介類を発酵させた醤油。肉比之保(ししびしお)→野鳥肉、鹿肉を発酵させた醤油などがあったらしいです。びっくりしたのは能登地方で作られているフグの猛毒の卵巣を発酵によって無毒化して漬物として販売している、という話し。びっくりします。毎日大量の発酵食品を食べている現実に微生物への感謝の念が湧きました。