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発達障害への心理療法的アプローチ (こころの未来選書)
 
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発達障害への心理療法的アプローチ (こころの未来選書) [単行本]

河合俊雄 , 田中康裕 , 畑中千紘 , 竹中菜苗
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,940 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

昨今、発達障害については、脳科学や認知科学によって中枢神経系の障害として
捉える見方が趨勢を占め、対応も療育や訓練を中心にしたものがほとんどである。
それに対して本書は、発達障害への心理療法的アプローチのエッセンスを一般に
伝えようとする意欲的な試みの記録である。ことに、発達障害の人たちの「主体
性のなさ」という特徴に注目している点は、発達障害のさまざまな局面を理解す
る上で極めて斬新な視点を与えてくれる。

<目次>
第1部 発達障害の心理療法

1.はじめに:発達障害と心理療法         河合俊雄
2.子どもの発達障害:結合と分離        河合俊雄
3.発達障害の子どものプレイセラピー:融合的な世界の終焉と展開 竹中菜苗
4.大人の発達障害:発達障害は張り子の羊の夢を見るか      田中康裕
5.大人の発達障害事例の検討:「影」に隠された「空白」の世界  畑中千紘

第2部 発達障害と現代社会

6.対人恐怖から発達障害へ:主体性確立をめぐって        河合俊雄
7.ドラえもんからみた発達障害の心理療法        畑中千紘
8.発達障害と現代の心理療法         田中康裕

内容(「BOOK」データベースより)

発達障害の中核的な特徴は「主体のなさ」ではないか―この仮説から、新しく見えてくるものは何か?「主体」を作り出す心理療法は可能か?それは、どのようにして可能となるのか?本書は、広い意味での発達障害に共通する特徴を「主体のなさ」として捉え直すことで、これまでとは違うまったく新しい視点を提供しようとする。

登録情報

  • 単行本: 230ページ
  • 出版社: 創元社; 初版 (2010/10/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4422112228
  • ISBN-13: 978-4422112220
  • 発売日: 2010/10/20
  • 商品の寸法: 21.2 x 14.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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25 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Chaba
形式:単行本
 発達障害の問題の本質を‘主体のなさ’として見ていくという試みで、幼児から成人(老年期までも含む)の発達障害の実際のケースへのアプローチから、時代精神としての発達障害という論考まで、実践的かつ理論的な論文が紹介されている。心理療法に携わっている者としては、日頃から、確かに感じてはいたけれども、なかなか言葉にしにくかったことがすっきりと理論的に書かれている!という印象を持ち、大変心強く思った。
 ‘主体のない’発達障害のクライエントとの関わりでは、主体や内面を前提とした従来の心理療法的アプローチは通用しないが、‘主体が立ち上がる瞬間に立ち会う’ことや‘内面が成立する瞬間(内/外の境界ができる)’自体を目指す新たなアプローチが、具体的にいくつか提案されている。あえて発達障害傾向のクライエントをターゲットとした心理療法を志そうとしなくとも、どんな心理臨床現場でも発達障害のクライエントと関わらないということはありえないご時世なので、心理療法に携わろうと思う人ならば一読の価値があると思う。
このレビューは参考になりましたか?
20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ネコ
形式:単行本
いままで“発達障害”を冠する本に苦手意識をもっていたのですが、本書は率直に、読んでよかったと感じました。それは、本書が、発達障害の特徴や症状を外側からの切り口でもって説いていくのではなく、発達障害の世界の側から描いているという点が魅力的であったからだと思います。

著者らの出発点は、発達障害を「主体のなさ」にみるということです。ここから展開していく章は、理論、事例、展開と重層的に語られていくのですが、読みすすめるうちに、「主体のない」発達障害の世界が立体的なものとして感じられました。

また、本書はそうした世界を描き出すだけでなく、こうした圧倒的な「白く」「拡散し続ける」世界観の中に、どのようにセラピストが立ち会っていくのかということも描かれており、理論書に留まらない深みを感じました。象徴的な意味を見出せない、変らないセラピーの中で、主体が立ちあらわれる契機を見逃さない著者らの姿勢には、学ぶところが多いと思います。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
画期的な1冊 2010/11/9
By noda
形式:単行本
具体的な事例が提示されているので分かりやすく、どんどん読み進んでしまった。

発達障害への新しい知見が得られるだけではなく、心理療法の固定化したイメージを清々しいまでに打ち砕き、心理療法の本質とは何かを考えさせてくれる本だと思う。

臨床の場で迷う度に、繰り返し手に取りたい1冊になった。
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