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発達障害の子どもの「ユニークさ」を伸ばすテクノロジー
 
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発達障害の子どもの「ユニークさ」を伸ばすテクノロジー [単行本]

中邑 賢龍
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

障害を補助する技術(電子情報技術を活用したハイテクノロジーを中心に、サングラスなどのローテクノロジーまで)と、障害に応じた学習環境整備などの技術という2つの合理的な配慮について解説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中邑 賢龍
東京大学先端科学技術研究センター特任教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期単位取得退学後、香川大学教育学部助手、講師、助教授を経て現職。博士(心理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 116ページ
  • 出版社: 中央法規出版 (2007/12)
  • ISBN-10: 4805829613
  • ISBN-13: 978-4805829615
  • 発売日: 2007/12
  • 商品の寸法: 20.8 x 15 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 本書は発達障害の子どもたちの理解や療育技法について書かれているものではありません。彼らの障害特性からくる苦手さを、環境の配慮や支援技術(アシスティブテクノロジー)の力を借りて軽減しようというものです。

 例えば、学習障害で書字が苦手な子どもについてはワープロの活用を、また聴覚過敏のある子どもについてはノイズ除去機能のあるヘッドフォッンの着用を試してみることなどが提案されています。

 このような支援をしようとすると、「それは障害に対する本質的な教育ではない」というような批判が出ることがあります。それに対して中邑先生は次のように書いています。

(障害のある)「子どもたちが自分で学び自分で働けるようにテクノロジーで武装し、他の子どもと同じスタートラインに立ってもらう必要があるわけです。」(p26)

 支援はその子のニーズに応じるために必要なもの。私たちの眼鏡と一緒です。眼鏡をかけている子がクラスの少数派だからといって、そのような道具を使うことが不公平だと思うでしょうか? 眼鏡をかけることで、みんなと同じように学習できるスタートラインにつけるのです。発達障害のある子どもへのテクノロジー利用もそれと同じだと中邑先生はいいます。

 もちろん本書でも、ドリル的教育やリハビリを否定しているわけではありません。そうではなくて、今困っている子どもたちに今できる支援を考えることも同時に重要なことだと主張されています。

 きれいな文字を書けるようになることも大事だけど、ワープロを使って作文の技術を身につけることも大事。文章を書く楽しさを味わうのはもっと大事。このバランスを大切にしていきたいですね。
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By 糸音 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
発達障害を持つ人々は題名の通りユニークである。
世間一般で言うユニークであればよいが、彼らのユニークさはそこだけにとどまらない。
計算が遅い、字が読めない、コミュニケーションが苦手・・・
そういった発達障害を有する人々の抱える悩みを解決する方策の一つとして支援の技術を使ってみようではないかというのが本書の趣旨といえるだろう。
医療的・心理的な措置を講ずるものではない。発達障害を持つ人々の悩みを少しでも軽減するための様々な支援技術について紹介しようというものである。

注意集中を助ける技術・理解を助ける技術・思考の整理を助ける技術・読みを助ける技術・書くことを助ける技術・計算を助ける技術・コミュニケーションを助ける技術について触れられている。それらの技術は電卓やワープロ、デジカメのような一般的な道具もあれば、専門的な機器もある。共通するのはちょっとした工夫や技術であることだ。こういったちょっとした支援こそが発達障害を有する人たちには必要なものであるだろう。

しかし、本書の前半でも触れられているように、技術への不安や不信は未だに強い。
支援機器や支援技術を使うと能力の向上を妨げるとか、単なる努力不足だとか。
まだまだ理解が広まっているとは言えないのが現状である。できないことをできないままほおっておくのではなく、できるように助けていく社会へと変化していくことを希望してやまない。

著者は各所の講演などで本書に書かれていることに触れているので、人によってはあまり新味はないだろう。だが、発達障害を主としてこういった形で一つにまとめたのは初めてである。世間への啓蒙という見地から評価したいと思う。
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