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97 人中、94人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
医師の思いのたけ,
By はじめ (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 発達障害の子どもたち (講談社現代新書) (新書)
発達障害のある子を見続けて来た医師が、その豊富な経験に基づいて子どもたちにどのようなアプローチをすれば良いのか、何が問題なのかをかなり決め打ちしてくれる本です。「決め打ち」というと、一般にはあまり良い意味にならないかも知れませんが、「様子見」「見解が分かれる」「・・・なこともある」というような、この分野に関わらざるを得なくなった親が(主に公的機関に)相談に行った時に返される通り一遍のあいまいな回答に感じる不満を吹き飛ばしてくれる爽快さがあります。しかも、あくまでも子ども本位の視点で最善の策を講じ、その後の推移まで書いてくれているので、とても参考になります。障害そのものの知識を得るためというよりは、障害を持っている人のより良い生き方の道筋を考えるための良著だと思います。
20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
隣人を理解するために読んでもらいたい,
By
レビュー対象商品: 発達障害の子どもたち (講談社現代新書) (新書)
精神遅滞と境界知能、自閉症、アスペルガー、ADHD、学習障害、更に虐待から二次的に生じる発達障害まで、本書が紹介する状態像は多様である。それぞれに事例を加えてあるため、診断基準を読むよりも、具体的にイメージしやすいものとなっている。文章も平易で、読みやすくわかりやすい。 更に、生まれつきか環境かという誤解のもととなっている原因論を踏まえて、早期療育のコツや特別支援教育、薬物療法までを含む対応の概観を示している。 子どもは育つ力を持っている。大人よりもはるかに大きな変化する力を持っている。 得手不得手があったとしても、そこを補いながら自分の力をよりよく発揮できるように育つことができる。 十分な能力を持ち、十全な教育を受けて成長してきた大人でさえ、年を取るうちに心身の能力は衰えて、他者の力を借りずに生活することが難しくなることも珍しくはない。 どちらの意味でも、人間の能力は不変ではないのだ。だから、障害の診断は未来を否定するものではないことを知っていて欲しい。 適切で十分なサポートがあれば、自立して適応的な生活を送る可能性が増す。そんな著者の祈りを感じた。
19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
教育現場では必読,
By
レビュー対象商品: 発達障害の子どもたち (講談社現代新書) (新書)
著者が臨床経験から得た知見を豊富なデータの裏付けと偏見のない筆致で説き尽くしています。「かんの強い」「育てにくい」子どもを持つ親と、発達障害を持つ子どもが最も著しい発達を見せる小学校教育に関わる先生方に、ぜひ読んでいただきたい本です。 一貫して伝わってくるのは、子ども自身が幸せに暮らせるようにという著者の思いです。 それぞれの立場で、そのために周りは何をすべきか、何をしてはいけないかということを考える力になります。
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