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発明マニア 単行本 – 2007/3

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

米原万里的、ワンダーランド。絶筆の連載。究極の温暖化対策から日本人男性の誇りと自信向上計画、イビキ防止器具まで―この世の、あらゆる難問を解決する一一九の発明。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

米原/万里
エッセイスト、作家、ロシア語同時通訳。1950年東京生まれ。59~64年、在プラハのソビエト学校に学ぶ。東京外国語大学卒。東京大学大学院修士課程修了。ロシア語の通訳、翻訳に従事する。92年、テレビの同時通訳により正確で迅速な報道に貢献したとして日本女性放送者懇談会賞を受賞。95年、『不実な美女か貞淑な醜女か』(徳間書店・新潮文庫)で読売文学賞、97年、『魔女の1ダース正義と常識に冷や水を浴びせる13章』(読売新聞社・新潮文庫)で講談社エッセイ賞、02年、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2006年5月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 493ページ
  • 出版社: 毎日新聞社 (2007/03)
  • ISBN-10: 4620318051
  • ISBN-13: 978-4620318059
  • 発売日: 2007/03
  • 商品パッケージの寸法: 18.6 x 13.4 x 4.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー

29 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 サトマン 投稿日 2007/4/14
形式: 単行本
 昨年 若くして、惜しまれつつ御亡くなりになった 米原万理さんの作品です。

 毒舌調のユニークな物言いが楽しい。そして何より米原さんの発送の豊かさに驚く。この作品は米原さんが晩年 サンデー毎日に連載していた時期をまとめたものだ。こんな発明ができれば面白いのにという想像をたくましくし、政治、環境などの問題解決の発明品などを披露する。

 安倍幹事長(現首相)の核問題への認識が足りないと、「洗脳機械」を発明するなど、兎に角面白い。

 米原さんが最後に残したこの 119の発明。是非お読みになって下さい。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 pharedebaleine 投稿日 2007/8/29
形式: 単行本
発明マニア、というタイトルは内容を表すにはちょっと安易かな、とも思いますが、著者の世の中を良くするためのアイディアがユーモアたっぷりに書かれており文章も分かりやすいためあっという間に読めます。

突飛なアイディアにも思えるものもありますが、よく読むと結構マジで考えているようでなんともオカシイです。

ユニークな視点は今の物作りに携わる人たちに見習ってほしい、ってのはオオゲサかな。

合掌
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 Tochitli 投稿日 2012/3/9
形式: 文庫
米原さんが亡くなってから、彼女の本を読み終わってしまうのが惜しくて、ずっと読まなかった一冊。
とうとう読んでしまいました。
ほぼ最後のエッセイ「不眠症」について書いている箇所で、この連載が始まった時には、がんの告知がされていた事を知った。
彼女の晩年のエッセイは、初期の「通訳としての視点」から見た「言葉」や「文化」を抱腹絶倒で語っていたものとは明らかに違う。
政治に関する批判や意見が増えていった。
彼女が命を削ってまで考えていたのが日本の将来の行く末。
アメリカべったり(共産圏に住んでいた方だったから特にその思いは強いでしょう)の日本の政治を嘆き、小泉元首相を嫌い
余命を知りながら将来を憂い、何かをすざましいエネルギーで伝えようとしたその思いの強さには感心する。

昔のように素直に楽しめたり、笑えないのはもう彼女がいないから・・・

もちろん、そんな固い話ばかりではなく、元ローマ法王の一寸笑ってしまうようなエピソードなど、世界中のニュースを
くまなく読み、アンテナを張り巡らした米原さん
賢くって、ピリッとしたユーモアにあふれた彼女のような人はあらわれそうにない。

「新井八代(あら、イヤよ!)」名で書いた、挿絵も楽しめた。
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形式: 文庫 Amazonで購入
「終生ヒトのオスは飼わず」(文藝春秋 2007年)所収のネクラソフを論じた「偉くない『私』が一番自由」は、非常に興味深いエッセイだ。米原万里の東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業論文は「詩人ネクラソフについて」だった。彼女はネクラソフに何を見いだしていたか。ネクラソフは詩に、被害妄想じみていて愚痴っぽくてみっともない自分をさらけ出していると彼女は言う。日本でいえば太宰治みたいものか。
 「ネクラソフの『私』は人類一般でも神でも民族でもなく、また自分と同じ気分の人々でもなく、ただただネクラソフ一人を、有名な詩人ではあるが、神でも英雄でもない等身大の一個人を代表しているにすぎない。」
 それゆえにこそ(と米原は言う)、ネクラソフは同時代の詩人達と異なり、主観的に語り、偏向した発言をする自由を得た、と。
 「個人のものになった言葉は、切実で激烈にもなり得る。」
 米原の全著作は、いわば、この「主観的に語り、偏向した発言」の宝庫みたいなものだが、彼女の卓越した知性と教養は、いつもほどよい所でブレーキをかけており、完全なるシモネッタ、ガセネッタに堕することはなかった。唯一の例外が、この「発明マニア」、エ勝手リーナ節炸裂、マリは本日も荒れ模様、マリの面目躍如というところである。
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