ブックレビュー社
患者と看護婦との人間としての触れあいをテーマに,人と人のコミュニケーションのあり方を探っていく 本書は,もともと「高度な医療技術の下に埋もれそうになっている,患者と看護婦との人間としての触れあい」をテーマに,看護雑誌に連載されたものである。しかし,看護という枠を超えて,現代社会が抱える人と人のふれあい=コミュニケーションの問題にも触れ,特に若い人の間で失われてきている,人が人に,じかに触れ,かかわり,ともに生きることの大切さを説いている。
また,流行語にもなっている「癒やし」という言葉に触れて,「癒やしようのないものの前にたちつくすこと。人生も看護もそこから始まる」と,著者は書いている。癒やしようのないものの前に立ちつくしたとき,人は自分の,あるいは患者の癒える力を信じるしか方法がなくなる。そして,癒えていくように促し,支え,ともに歩きつつ先行きを見図りあうしかない。これこそが「癒やし」なのだというのである。本書から,抱えている心の問題を解く鍵を見つける人もいるだろうし,看護や介護のあり方について大切なことを学ぶ人もいるだろう。 (ブックレビュー社)
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内容(「BOOK」データベースより)
私たちの「からだ」はみずから癒える力をひめている。閉じこめられた「からだ」を目覚めさせ、新しい自分を見いだすには、どうすればよいか?出会う。聴く。触れあう。歌う。安らぐ。―からだの語ることばに耳を澄まし、人と人との響きあう関係をひらく。長年にわたり実践してきた「からだとことばのレッスン」の現場での生きた体験と洞察をもとに書かれた、いま孤立に苦しむひとにおくる本。