この本は3人がそれぞれ持論を展開する3章のあとに、3人が討論をする章で締めくくっているという作りになっています。
まず、松野さんですが、結局はご本人が研究をされたプロポリスの宣伝になっています。たしかに、これだけ良いものをもっと多くの人に知ってほしいという気持ちがあるのかもしれませんが、すこし固執しすぎではないでしょうか。結局プロポリスを飲み続ければかなりの出費となるのではないでしょうか?それでは、巷にあふれる民間療法と何の違いも無いと思います。
次に鶴見さんですが、食事の大切さをわかりやすく説明してくれています。この章はなかなか良いと思います。この方法は実践したとしてもプロポリスを飲むように出費がかさむことはないと思います。
最後に松野さんですが、ストレスなど精神的なことが免疫力に影響をあたえ、癌の発病につながるということを言っています。その通りだと思います。ただ、気持ちの切り替えそれだけで癌が治った人がいるのは事実(と筆者は言っていますので・・)だったとしても、決してそれだけで全ての人の癌がなおる訳ではないと思います。鵜呑みにして有効な治療を受けない人が出てくるとそれは問題だと思います。例えば、早期胃癌が見つかりそれを内視鏡的に粘膜切開剥離術で根治し、その後ピロリ菌を除菌して以後胃癌の再発が無い人がいっぱいいるのですが、そういった有効な治療を受けずに気持ちの切り替えだけで直すという人が出てくると、それで本当に100%直るならいいのですが、そうでないなら命に関わることですし、だめだと思います。でも、言わんとすることには賛成しますが、何事にも程度が適切であることが大事と思います。
まとめますと、本著に書かれたことを全て鵜呑みにするのではなく、自分でよいと思ったところを取り入れて自分なりの方法で病気と前向きに向き合うことが大事だと思います。