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癌だましい
 
 

癌だましい [単行本]

山内 令南
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第112回(2011年) 文學界新人賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

末期癌を患いながら執筆、文學界新人賞受賞の衝撃作。著者はその10日後、世を去った。絶筆「癌ふるい」も必読。いまだかつてない闘病小説。

登録情報

  • 単行本: 122ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/08)
  • ISBN-10: 4163808205
  • ISBN-13: 978-4163808208
  • 発売日: 2011/08
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 59,953位 (本のベストセラーを見る)
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 食べることを人生の楽しみにしてきた主人公が、ガンの発病によってその楽しみを邪魔される。しかし、本人は頓着せずに、痛みを我慢しながらなおも食べ続ける。主人公が食べるものが列挙されるが、読んでいるだけで胸焼けを覚えそうになる。その様は醜悪に感じた。不治の病の患者の物語とは、涙を誘うものが一般的なのだろうが、この話から感じるものは、食に対する貪欲さであり、畏怖めいたものだ。これは本人自身が患者だった著者の諧謔なのだろうか。
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死との対話 2012/3/28
第112回文学界新人賞受賞作、筆者は1958年生まれで52歳。そして凄いのは受賞後の10日後亡くなっている。癌の種類は食道癌だ。「やったね〜病気だって、とうとう私も病気になったんだ。初めてよ、まさに人生初めての病気。45年生きていてついにかかった病気が癌。・・・癌です。食道癌ですね。腹部リンパ節に移転があるのでステージ'Wという状態です。・・・」と医者は言う。つい昨年の末私も癌が出来た。その癌を切除して半年して又5つものポリープが大腸に出来た。その病理検査を待つ一週間は長かったし色々考えることが多かった。すなわち「死」との対話をしたと言うことだ。主人公は食べることが唯一の楽しみである。癌と闘うのではなくて食べたいと言う欲求故、治療を受けようとしないのだ。苦しみながら、戻しながら「食」し続ける。短編です。この作品もう少しどろどろしてもいいのかな?って言う気がするけど。(ロフト・平野悠)
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5 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
現役の食道癌患者が書いた「食道癌患者が独りぼっちでゲロまみれ涎まみれになって死んでいく」という作品。実際、作者の女性は受賞十日後に亡くなった。でも、これを認めると結局最後は不幸自慢になってしまうのではないか。あまり良いこともなく死んでいったおばさんを、最後は作家として逝かせてあげたことは、本人からすれば確かに幸せだったかも知れないが、それで読者からお金を取ろうなんて下品だと僕は思う。
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