大人しい女子高生が、電車の中で、ベッドの上で、しだいに中年男の性技によって開発され、心は嫌がっていても、体はどんどんいやらしくなっていくという、黄金パターンなので、読みやすく、ストーリーに頭を悩ますこともない。エロ小説に複雑な設定は不要というのが私の信条であるが、みごとにそれに沿っている。
リアルドリーム文庫なので、他のキルタイムレーベルのような、超能力的な性技は登場しない。正常なセックステクニックの組み合わせである。だが、それを、初心な女子高生が一つ一つ学んでいくプロセスがいいのである。
ただし、イラストの少なさは問題である。フランス書院文庫に対して、リアルドリーム文庫には、イラストという武器があるあのだから、存分に活用してもらいたい。中盤で登場する、左側背面右足抱え込みの体位は、何度読んでも、よくわからなかった。こういうところこそ、イラストで説明すべきだろう。
ラストで、生理が1ヶ月半ぶりに来て安心するくだりは良かった。凌辱ものは大抵中出ししっぱなしで、それがどういう結果を生むかをフォローした作品はほとんどないのである。