私は「フォーカシング」からプロセス指向心理学に辿りついた。微細な身体感覚に計り知れない情報が含まれていることについては、始めから親和性があったが、それらが更に対人関係、病、夢などにも応用できることを知り、興奮した。その後、実際に藤見氏のセミナーに参加することで、これらの理論がつじつま合わせの物語ではないことを実感した。この心理学と関わっていると、「病」「困ったこと」から何かを学ぼうとする姿勢が「当たり前のこと」になってしまうのだが、不自然に自分の価値観をねじまげた感覚はなく、「流れの中で」自分が変わってきていることを感じる。この心理学は「私の努力」だけでは通用しない、困難な出来事に苦しむ中で出会う方が多いだろうが、本書は、プロセス指向心理学を学ぶために必要な内容は、充分に含まれている。この本で理論を学び、更に本書で取り上げられているワークを繰り返し行いながら、「変化」を実感していただきたい。