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病院出産が子どもをおかしくする (新書y)
 
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病院出産が子どもをおかしくする (新書y) [新書]

奥村 紀一
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

突然死、発達障害、アレルギー、キレる、自己チュー…こんなに問題があった、病院出産・ミルク育児。原因は、陣痛促進剤などの過剰介入と帝王切開などの防衛医療が常態化した病院出産=人工出産と、母乳や添い寝、おんぶなどを放棄した母子分離の育児法にあった。ホルモンや脳研究、医学・生物学的見地からそれらの問題を明らかにし、日本伝統の自然出産・触れ合い育児の効能を再検証する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

奥村 紀一
1941年北海道生まれ。1969年、東京大学大学院博士課程単位修了(西洋哲学専攻)、1973年、新潟大学人文学部哲学科助教授退職。以後、東洋の哲学・宗教を研究し、自然農法と自然療法の学習・実践に努める。「ヒーリング会報1~18」(セルフヒーリング研究会)などに寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 238ページ
  • 出版社: 洋泉社 (2008/01)
  • ISBN-10: 4862482309
  • ISBN-13: 978-4862482303
  • 発売日: 2008/01
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 206,703位 (本のベストセラーを見る)
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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
59 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
中途半端 2008/4/22
By しば
形式:新書
本書では、児童虐待や自閉症などに病院出産が影響しているとするが、
「オランダ、ノルウェーなどの北欧諸国では助産師介助のみで出産する割合が多く、医療介入が少ない」と述べているので、
これらの国では児童虐待や自閉症が少ないというデータを持ってこないと説得力がないではないか。
確かに北欧諸国などでは助産師主導の分娩が多いが、諸外国でも病院出産は一般的であり、イギリスやアメリカでは90%以上が病院出産である。
また、オランダでも2/3は病院出産で、助産師介助のみの分娩ではトラブルも発生していると聞く。
持論に都合の良いデータだけ述べられるのはいかがなものか。

妊婦健診で大丈夫と言われていても、100人に2人は危険な状態に陥ることがあり、
日本の有名な自然出産専門の医院でも、結局6%程が病院搬送されている。
出産は必ずしも安全な行為ではないし、万全の体制で臨むのも悪くないのではないか。
このレビューは参考になりましたか?
62 人中、54人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By たこやき21 トップ1000レビュアー
形式:新書
とにかく、病院出産は悪である、という前提に何でもかんでも無理矢理結びつけた、としか思えない。問題のある記述が山積である。

例えば、児童虐待の問題。
著者は、児童虐待の増加は、病院出産で母子が離れ、母乳を与えなくなったから、と言う。
だが、この増加は、児童虐待防止法の改正などにより基準・立ち入り権限が強化されたこと最大の理由である。母親の多くが虐待に当たる行為をしている、という意識調査も出すが、これは客観的に児童虐待をしている証拠にはならない。「虐待はいけないこと」と言う意識が強ければ強いほど、ちょっと怒鳴った、子供の呼びかけに応じなかった、などに罪悪感を感じて「してしまった」と回答する可能性が高いためである。逆に、現在では「虐待」と言われるような体罰なども、昔は「躾」の一言で済まされていたりする。こういう人々の意識の変化を鑑みないデータでは説得力はない。
また、病院出産が出産時の事故を減らしたわけではない、というのも説得力が弱い。著者は20世紀初頭から減少傾向にあったことを根拠に挙げるが、病院出産が一般的になっても減少し続けているのなら、「病院出産が一般的になったから、減少傾向にあったものをさらに下げた」と解釈も可能である。しかも、原因のわかっていない自閉症などを「病院が利益のために使う薬品のせいだ」などと言い出したり、実に問題が多い。
挙句、学力低下について「母乳からDHAが子供にいかなくなったからだ。教育政策やカリキュラムの問題ではない」と言われた日にはどうすれば良いのだろう。

著者は、産科医の減少を「自宅出産が増えるようになるから喜ばしいこと」と言うが、これだっていかがなものか。
著者は、産科医、医院が減れば助産士が増える、と言うのだが、全くそういう見込みはないだろう。万が一のとき、設備の整った産科医院があり、両者が協力してこそ安全な出産が確保されるのではなかろうか? 産科医、医院がなくなれば、全てのリスクを助産士が負うことになる。そんな状況で、助産士になりたい人がいるのだろうか?
とにかく、疑問だらけの書である。
このレビューは参考になりましたか?
64 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ミー
形式:新書
”病院出産批判”というよりも”戦後のアメリカンナイズされてしまった日本の生活・思考・産科医療”を批判し、それらが総合的に子供達をおかしくしたと言っている本”と言ったほうが分かりやすいと思います。

私は特に、この本が「お産形態がその後の母子関係を左右する」という事をデータを駆
使して解明している点、又現状の産科医療の問題点を世に知らしめ、女性達に自然出産への回帰を促している点で高く評価しています。

私はこの本を、私が息子の出産でお世話になった産婦人科医から勧められました。
その医院はフリースタイルの自然出産を実践しており、そこで私は十分な安産指
導を受け、出産時には母子の自然なリズムを尊重されながら余計な医学的処置は一切受けませんでしたし、私の意向の取り入れてもらえて納得のいく出産ができました。出産直後から子とは片時も離れることなく過ごせ、本当に充実していました。育児において子供と自分に対して信頼が持てるのは、上記のようなお産の経験が私の根底にあるからだと思います。

この本に書かれている人工難産についてはその産婦人科医が常日頃言っていたこ
とであり、現職医師として現在の産科医療を憂いていた身には「よくぞここまで
言ってくれた」との思いが強かったとのことです。他の産婦人科で出産した方々の多
くの出産体験談を読んだり聞いたりした私にとっては、筆者の意図はとても理解で
きます。
筆者が語っているように、「医療行為となったお産」は、アメリカの合理的な手法にのっとって安易に医学的介入がなされているだろうことを、私たちは案外気づいていないと思います。帝王切開や投薬等の医学的介入に対して、納得いくまできちんとした説明を求められる妊婦がどれだけいるでしょうか?それが病院側の都合かどうかを見抜けるか、つまり自分の身を守れるのかということです。この本ではそういう「病院側の都合」を含めた医療行為に関しての情報を載せています。もちろん絶対的に医療行為が必要なお産はあるので全てを否定する気はありませんが、「医者の言う事だから」「お産はこういうものだろう」と納得してしまうことも多いでしょうし、それ以前に産科医療についての知識や現状を知っていなければ疑問も持たないケースが多いのではないかと感じます。
私の知りうる範囲でも、他の産婦人科において過剰と思える投薬や帝王切開の
施術例は多く、それに傷つき苦しんでいる女性も実際にいます。そうした声はな
かなか一般には届きません。
また多くの産婦人科では出産成績(医療行為の実情)は情報公開されていないことが多く、中には病院の内外装の美しさや豪華な料理・その他サービスを売りにしているような病院も見受けられます。普通の妊婦ならお産するのはどこの病院でも同じと思うでしょうし、表面的な豪華さやサービスに惑わされるのも無理もありません。
また、自閉症は原因がはっきり解明されていませんが、脳構造や脳機能の不全が予想される原因の一つとして考えられています。
もともと薬物は体には異質なもので基本的に健常時には使用しませんから、過剰医療介入による母子体内への弊害・(人工難産を引き起こす事による)胎児脳への酸素供給不足の弊害など脳機能不全を引き起こす可能性があるならなるべく避けて通るべきではないでしょうか?筆者は、世界的に権威のある医学雑誌で紹介されたという「全身麻酔分娩後の自閉症児と発達障害児の発生が、そうでない分娩時より2倍多く見られた」というデータを本書で紹介していますが、これも可能性の大きさを示唆しています。
また「出産直後の母子分離による、子の母親に対する認知阻害」説も自閉症原因のひとつとして考えられているそうですが、いずれにせよアメリカ式の合理的な対応にはさまざまな弊害が予想される事は本書を読めば理解できると感じます。

つまり、お産の現状に対して無知である事がどれだけその後の母子の人生に深い
傷を残すのかを伝えているのがこの本です。自然出産においてもどうしても
投薬・医療介入をしなければならない現状もあるので、筆者の一概に病院出産全体を否定し、助産所を肯定する姿勢はやや疑問も残ります。しかし「検診で異常が無い限りは」と勧めているのと、今の産科医療の現状としては、より自然出産が実現しやすいのは助産所であり、病院では一般的に困難なことが多い故と考えれば理解できなくもありません。
病院が変わることを期待するだけでは恐らくこの先何年たっても同じでしょう。しかし世の女性達が物事の本質を見極め、母子に優しい良いお産が出来る場所を賢く選択する能力を身につければ必ず日本のお産は変わると思います。その為には現状を知り、何が自分にとって最
善かを知る為の情報収集が大切です。情報があればお産を受け身なものから能動
的なものに変えられます。自分で考え、選択し、医師に明確な説明を求め、意思を
伝えられます。場合によってはセカンドオピニオンを聞こうとも思えます。

私はこの本はまさしくその情報収集に最適の一冊だと思います。
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