『看護学生のないしょ』と合わせて著者の代表作になって来たと思う本シリーズ。
そういえば昔、某エニックス社で病院の先生コンビを主人公にした読み切りがあったのは
こういう経緯からなんだなとふいに思い出しました。
閑話休題。
健康な生活を送っていると、たまに風邪ひいただとか腹いたいとかでしか病院の世話になりません。
それは実はとても幸福なことで、病院とは常に生と死がせめぎ合っている現場だと思います。
昔から「死」とは忌み嫌われるものであり、病院になんとなく冷たいイメージを抱いてしまうのは
そんなことを無意識に感じ取ってしまっているからかもしれません。
もちろん、健康であればそれはとても素晴らしく誇って良いことなのですが、
だからと言ってそこから目を背けて良いものかどうかは個人的にはクエスチョンです。
本作は、著者の可愛くポップなキャラクターたちの行動や表情に救われ、
とても読みやすい形で医療の現場について垣間見ることができます。
もちろん、これは全てではないし、中には少し脚色した部分もあるかも知れません?
でも、こういった本を手に取って、少しでも自分とかけ離れた位置に医療の現場があるのであれば
ご興味をもっていただければ嬉しいです。
巻末の、小児医療でのお話はとても強く共感いたしました。