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病気になりやすい「性格」 5万人調査からの報告 (朝日新書)
 
 

病気になりやすい「性格」 5万人調査からの報告 (朝日新書) [新書]

辻 一郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

東北大学が世界であまり例のない5万人規模の性格と病気に関する調査をした。それによると肥満、心筋梗塞、認知症などになりやすい性格があり、性格が健康と寿命に影響している様子がわかる。また、それを乗り越えるアドバイスも。著者は東北大学教授。

内容(「BOOK」データベースより)

性格と、肥満や病気は大いに関係ある。東北大学による5万人大規模調査で、病気になりやすい「性格」がわかった。人生は思いがけないことばかりだが、「人間の運命は、その人柄がつくる」というギリシャ哲人の言葉もあるように、日常生活から生まれるストレスの受け止め方ひとつでも、病気になるかならないかの差がでてくる。ならば、病気にならないための秘訣を教えよう。

登録情報

  • 新書: 248ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2010/6/11)
  • ISBN-10: 402273342X
  • ISBN-13: 978-4022733429
  • 発売日: 2010/6/11
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 団塊予備役 VINE™ メンバー
形式:新書
ルース違反かもしれないが、最後の第6章に入る前に、「おわりに」の項を読むと著者自身の健康不安経験が執筆のきっかけとなったこと等がわかります。「自分の性格とどう向き合うべきか」を解説する6章の展開は、短いながらもそれまでの章の専門的かつ淡々とした論調とは若干異なります。ここは読者に対する深く温かい感情投入が見られ、よくある興味本位の「性格と病気関連本」と一線を画す良書となっています。

勿論各章の内容は素晴らしく、数々の国内・外コホート調査結果、性格と病気の有意な関連(非関連も)につき主にアイゼンクの性格分析にそった説得力と統計数値に基づく説明を行ってくれます。これら関連項目自体はよく見聞きするもので、目新しいものはありませんが、その根拠・研究データを(一般人にわかりやすく)示してくれたものはあまりなかったような気がします。肥満は伝染するか?(別な意味で伝染するようです)心筋梗塞とタイプA性格、がん(性格との関連性はどうも薄いようです)、認知症(これは性格とものの考え方で随分影響がありそうです)と長生きなど、これはお読みいただくしかないのですが、個人的にも実に参考になりました(レビューアーも年齢的に認知症リスクが高まってくるものですから)。

読後感として米国と日本では逆な性格/病気相関が見られることなど、ある意味納得。また欧米の多くの聖職者が自の脳を死後性格と脳の物理的変異研究の為に提供する、住人が長期間の研究データ蓄積に協力する等、多分日本では観念的にこういうのは無理だろうなと思わせる例も考えさせます。読みやすいので是非一読お薦めします。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本書は、東北大学による5万人の大規模調査で、性格と病気の関わりを探った研究結果の報告である。

東洋の伝統医学では、昔から心と体に深い関わりがあること、すなわち性格と病気の間には深い関わりがあるというのは常識として考えられて来た。漢方でも、アーユルヴェーダでも、「心穏やかに過ごすことが健康長寿の秘訣」と唱えられている。

性格と病気の罹りやすさや寿命との関係を探った研究では、タイプA行動と心筋梗塞など心血管系の疾患の発症率を調べた研究が有名である。「タイプA」行動とは、競争心が強く人に対して敵意を持ちやすい性格、簡単に言うと「切れやすい」性格である。「切れやすい」人は、心臓や脳の血管も切れやすいのである。

近代医学においてEBM(証拠にもとづく医療)を重視しようと言われるようになって久しい。EBMでは、大規模な人数を対象とした疫学調査が重視される。

数千年の歴史を持つ伝統医学は、そのデータの解析に統計手法こそ使わないが、無数の臨床経験の蓄積にもとづく超大規模疫学調査の結果から普遍的法則を導き出した医学であると言うこともできるだろう。

EBMが示す結果が、伝統医学が昔から提示して来た主張と一致するのは、極めて当然のことなのである。
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