眠れない、あるいは睡眠リズムが狂っていて熟睡感がない……そんな人は多い。
もはや現代病かもしれない。また「うつ」になると必ずと言っていいほど睡眠障害を起こす。
本書はタイトル通り、「睡眠コーチング」の本だ。耳慣れないことばだが、
要するに「眠れるようになるためのノウハウあれこれ」ということだ。
まず最初に睡眠と健康について述べたあと、ステップ式に睡眠を改善していく。
たとえばSTEP1は「現状把握」、STEP2は「ストレスの把握と撃退法」
STEP3は「眠られる体に変えるための時間管理」……というふうに。
非常に理路整然と書かれており、怪しげなところもない。
著者自身、医師として長年睡眠のコントロールと改善に取り組み、
とくにビジネスマンの睡眠障害改善をテーマに様々なコーチングを続けてきただけに説得力もある。
睡眠薬の使用についてもきちんと触れられている。
私は軽いうつが長年続いており慢性の睡眠障害なのだが、
読んでみて「これなら実行できそうだ」という気になっている。
うつも、たまによく眠れたときは症状が軽くなる。
かといって睡眠薬を増やしすぎると依存する。
本書ではそのあたりのことについても最後に触れられていて、
昨今のスピリチュアルブームに乗った、トンデモ本ではない。
うつにせよ何にせよ、睡眠障害に苦しんでいる人は一読の価値があるだろう。