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疾走12年 アサノ知事の改革白書
 
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疾走12年 アサノ知事の改革白書 [単行本]

浅野 史郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「これにて12年の知事業を卒業します」。アサノ知事は、四選は固いと思われていた矢先、突然の不出馬宣言をした。ユニークな三回の選挙、議会との激しい応酬、障害者施設解体宣言の衝撃、県警との報償費をめぐるバトル、楽天ゴールデン・イーグルス誘致の内幕…。アサノ知事は、「宮城県の恥を雪ぎ、県民の誇りを取り戻す」不退転の決意で、県政に取り組んできた。地方発の改革を断行して県民の活力を掘り起こし、本物の民主主義を根付かせるとの強固な信念に貫かれ、喜怒哀楽に溢れた12年間の知事業を書き下ろした記録。

内容(「MARC」データベースより)

ユニークな3回の選挙、議会との激しい応酬、楽天ゴールデン・イーグルス誘致の内幕…。地方発の改革を断行して県民の活力を掘り起こし、本物の民主主義を根付かせるとの強固な信念に貫かれた12年間の知事業を書き下ろす。

登録情報

  • 単行本: 237ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2006/5/2)
  • ISBN-10: 4000234218
  • ISBN-13: 978-4000234214
  • 発売日: 2006/5/2
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 189,452位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本|Amazonが確認した購入
章見出しは、私が知事を辞めたわけ/組織スキャンダル/選挙は楽し/議会との緊張関係/地域おこしの醍醐味/福祉の現実と理想/地方活力の時代/知事の責任。

全体的に読みやすい文章です。

福祉の章は「知的障害者本人の幸せとは何かが真剣に問われることがないままに」成り立つ福祉の仕事、どこに住み誰と暮らしたい、何をしたいの「問い自体が発せられないまま、入所施設に入っているのが一番幸せと外部から決め付けられる存在としての知的障害者」の従来のあり方への批判を根底に、それが具体的に政策の形を成し、実際に辿った経過など。

最終章は県警報償費問題の経緯がわかりやすく記されており、内容を全く知らなかった私にも明快に理解できました(この箇所に限らず著者は理路整然としたわかりやすい文章での説明が得意です)。この問題での著者の振る舞い自体も至極まっとうの一語につき、反論も批判も余地はないように思いますが、まあ皆さんご自身でお読みになりご判断ください。

なお、「疾走」という肩に力の入った書名は、「使命感とか高い目標のためにとかでは疲れてしまう。それ自体楽しいから、気持ちがいいから続くのだ」が身上のアサノさんですので、やや内容とミスマッチで、中身はもう少し淡々と速歩ぐらいの感じかと思います。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 「ゼネコン汚職」で地に落ちた宮城県庁に単身乗り込んだ浅野前宮城県知事による回顧録です。

 本書の読後感は、ズバリ爽やかです。

 私たちは幾たびか「地方分権の旗手」の逮捕劇、無念の退陣を見た。

 地方分権の進展により都道府県知事の権力が増強する中、庁内の唯一者としての権限が長期政権を生み、その長期の唯一者の権限が魔力となり、当初は持っていたのであろう志が虚しくなる姿を見た。

 アサノ知事が身をもって示した生き方から、我々は地方自治体の選挙民として、地方自治体の住民として学ばなければならないことは多い。

 主権者の選挙権は、単に選挙の際に投票用紙に記名すればよいのではない。

 特に地方選挙においては、ポスター張り一つ土建業界の力を借りずに実行できる候補者は、組織政党により擁立された候補者以外は稀てある。

 本書を読み主権者としての地位を与えられたものとせず、主権者たらんとするならば、主権者としての権限行使は、政治家を「優、良、可、不可」と勤務評定する以前に、床屋政談に時間をついやする以前に、これはと思う人物を発見し政治家生み育てることにあると納得させる。

 『小泉官邸秘録』飯島勲 (著)と併読することで、総理と知事が必要としたものが自分のスタッフにあり、既存の官僚システムの「神輿の担ぎ方」の伝統の落とし穴を感じる。

 決して好きな言葉ではないが、「民度」を上げる必要があると思わせる「アサノ知事の改革白書」である。
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