文庫版になって改めて全4巻読み直しました。
リーマン物、しかもツンデレ受をこよなく愛する者として、
このシリーズは、まさにツボ!
今だ色褪せることなく、10年たったからこそ感情移入してしまう部分もあり、
大人の男の優しさとプライドを思う存分堪能させていただきました。
主人公以外の登場人物達もとても魅力的です。
司馬の親友・有賀。毒舌家だけど、いざというときは頼りになる人情家。
桐原を愛人にする篠田先生。一悶着はあったものの引き際の潔さは、立場のある大人の度量でしょうか。
そして桐原の妻・弥生。
彼女自身も桐原との関係に苦悩し紆余曲折を経た末に、桐原を理解し向き合う努力を始める。
彼女の描かれ方も、物語に厚みを加えているように思います。
1〜3巻までは新書版の時と同じ表紙なのですが、4巻のみ華やかな絵柄に変わっていました。
ちょっとビターな恋愛模様ですが、主人公達はこの上なく幸せなのだとメッセージを送られた
気がしました。