最近、妙に疲れやすい。休日に、いくら寝ても寝ても、疲れが取れない──。
そんな日々が、かれこれ数カ月以上、続いている気がして、さすがに何とかしなければ!と思っていたところ、まさに求めていたような本が出たので、早速、目を通してみた。
この本では、まず、チェックシートで自分の疲れのタイプ(交感神経タイプ=元気はつらつタイプか、副交感神経タイプ=ゆったり気分タイプか?)と、レベル(軽い疲れなのか、そろそろ危険な領域なのか、既に病気の段階なのか?)が分かるようになっていて、そのそれぞれについて、具体的な対処法が書かれている。
また、女性特有の疲れの原因と対策、睡眠不足や不眠の解消法、仕事中に疲れをためない技、休日の過ごし方、などなど、いわば、「疲れ」という視点から捉えた健康指南書、といった趣だ。
著者は「免疫学の世界的権威」だそうで、本の中では、免疫学的見地から見た、疲れに関わる体内メカニズムも分かりやすく解説されている。
「“ながら族”でも健康増進できる爪もみ療法」「疲れている時にほしくなる食べ物の作用」「夜中に起きたらものすごく深い深呼吸を5回」「湯たんぽで驚くほど疲れが取れる」といったカンタン実践法は、読んだその日からすぐにでも使える。
しかも、「心にプラスの感情が生まれると疲れは軽減する」「もっとおおらかに7割主義で生きてみる」といった、生き方の修正の部分にまで踏み込んでいる点、著者の人間としての奥行きをも感じさせる。
著者が、「疲れないスーパーマンなど存在しない」として、「疲れない生き方」ではなく「疲れをためない生き方」の実践を提唱しているのにも共感できる。
この本を読んで、自分の疲れやすさ&疲れの取れなさは、ひとえに不規則・不摂生な生活から来る自律神経の乱れによるのではないか、と気づかされた。
この本に書かれた「疲れをためないコツのコツ」をコツコツと実践すれば(といった低レベルのオヤジギャグは本の中にはないが)、疲れにくい体を作り、より健康に、もっと元気に生きていけそうだ。
お疲れ気味の現代人にとっての必携書、と言えるかもしれない。