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疑惑のマハーラージャ (シャーロック・ホームズの愛弟子) (集英社文庫)
 
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疑惑のマハーラージャ (シャーロック・ホームズの愛弟子) (集英社文庫) [文庫]

ローリー・キング , 山田 久美子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

インドでのホームズ夫妻、生きいきした冒険談
元スパイの男は事件に巻き込まれたのか、反逆者になったのか? 大英帝国統治下のインドで、マジシャンに扮したメアリと夫ホームズは男の行方と謎のマハーラージャの身辺を探る。シリーズ7作目。

内容(「BOOK」データベースより)

行方不明の元スパイは、何らかの事件に巻き込まれたのか、あるいは祖国を裏切っているのか?この男の捜索を依頼されて、メアリと夫ホームズは1924年正月早々、大英帝国インド総督監視下でマハーラージャが治めるインドまで船旅に出て、船上で左翼の米国青年とその母、妹と出会う。そして奇術師に扮して、インドの村々で謎のマハーラージャの身辺を探りつつ高地の宮殿に近づいていく…。

登録情報

  • 文庫: 528ページ
  • 出版社: 集英社 (2010/2/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087605981
  • ISBN-13: 978-4087605983
  • 発売日: 2010/2/19
  • 商品の寸法: 15.6 x 10.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 401,748位 (本のベストセラーを見る)
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インドで冒険 2010/6/27
By Morning glory トップ1000レビュアー
形式:文庫
 ラッセルとホームズのシリーズ、7冊目です。

 前巻は英国のカントリーハウスを舞台の、ミステリー色が強い感じの話でした。が、今回は舞台も趣向もガラリと変えて、インドが舞台の冒険モノです。
 マイクロフトの依頼で、行方不明のスパイを探す二人の旅を綴る物語ですが、前半はゆったりとした「19世紀インド再現」といった感じ。
 インドへ向かう船旅のエピソードはまるで二人の遅いハネムーンのようで楽しい。
 
 後半は、架空の藩国カンプールを舞台に、マハーラージャを相手にとった大冒険となります。

 ラッセルの七変化といった感じの冒険も楽しいし、ホームズも相変わらず格好良い。(この方の書くホームズはカッコよくて良いです。)
 
 個人的には、著者の描くインド像が新鮮に感じられました。日本人なら19世紀インドをこういう風に描くことはないだろうと思います。植民地化されていて、白人に虐げられていたというイメージのあるこの時代。でもこの作品で描き出されるインド像には、ヨーロッパ人のインドへの強い憧れを感じました。(著者はアメリカ人ですけれど…)
 差別も蔑視ももちろんあったのでしょうが、それだけではない複雑な感情がヨーロッパ文明側にもあるのかも。そんなことまで考えてしまいました。

 
 
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
シリーズ第7作目となった本書。
前作からいつのまにか4年も経っていた。
しかし、ゆるゆる出しているわりには、本シリーズのファンは多いのでは
ないだろうか。
最近は年に2,3冊出さないと読者がついてきてくれないような、忙しい
時代なのに、このゆるさは何なのだろう。
現代物ではない、ホームズ物という特性だろうか。

さて、今回の舞台はインド北西部。
場所は明示されないが、時代は第一次世界大戦後、そして、ロシア革命直後。
パキスタンとの国境に近く、現在でも紛争の絶えない辺りに近いのだろうか、
と推測すると緊張感が漂ってくる。
インドをねらうソ連と大英帝国との水面下のせめぎあいが、ホームズとメアリ
の活躍の舞台となっている。
帝国主義の落日と民族主義の台頭も見え隠れする、なかなか奥深い一冊だ。

ただ、トマス・グッドハートのキャラクターに、(不可欠な存在なのだが)
不自然さを感じる…。
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