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疑似科学入門 (岩波新書)
 
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疑似科学入門 (岩波新書) [新書]

池内 了
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

占い、超能力、怪しい健康食品など、社会にまかり通る疑似科学。そのワナにはまらないためにどうしたらよいか。また地球環境問題など、科学の不得手とする問題に正しく対処するにはどうしたらよいか。さまざまな疑似科学の手口とそれがはびこる社会的背景を論じ、一人ひとりが自ら考えることの大切さを説く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

池内 了
総合研究大学院大学教授。1944年兵庫県に生まれる。1967年京都大学理学部卒業、1972年同大学院博士課程修了。1972年京都大学理学部を皮切りに、北海道大学、東京大学、国立天文台、大阪大学、名古屋大学、早稲田大学と移動し、2006年より現職。専門は、宇宙物理学、科学・技術・社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 202ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2008/4/22)
  • ISBN-10: 4004311314
  • ISBN-13: 978-4004311317
  • 発売日: 2008/4/22
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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72 人中、60人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 非常に残念・・・セーガンを見習ってほしい。。。, 2008/6/18
By 
ワカシム (東束都) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 疑似科学入門 (岩波新書) (新書)
 私は著者に対しては、特にネガティブな評価はしていないし、それなりに支持していた。ただ、以前から、批判対象に対する知識の欠如は気になっていたのも事実である。そして、もしそれが、もう少し大きくなると、まさに似非懐疑主義の特徴を示すことになる。
 そういった方向への危惧が少しあったものの、本書は、草野氏の『健康情報・本当の話』の中でずいぶんと高い評価を受け、また一般に評判も良いので、池内氏は似非懐疑主義の方向に転ばず、洗練された疑似科学批判のステージに到達したのかと期待して読み出した。
 
 だが、私の勝手な期待は裏切られた。

 とにかく批判対象に対する無知というのが判り過ぎてしまい、せっかくの妥当な議論がマガイモノ感発揮しまくりだった。いかんせん、個別のデバンキングが間違えている、という階層よりも手前の、疑似科学批判の哲学を論じる段階で、それが見えてしまうのは痛い。
 そもそも、カール・セーガンが素晴らしいのは、たとえば、他の科学者が読みもせずに否定論をぶっていたヴェリコフスキーの『衝突する宇宙』を、きちんと読み、細かく検討したうえで、批判的な議論を提出しているところだ。他にも、イアン・スティーブンソンの生まれ変わりの研究などにさえ、科学的方法という基準で調べ、黒だと思うし蓋然性は低いが、だがグレーだ、という判断を下している。セーガンは、似非な懐疑主義も批判している。彼はこういったことが普通よりしっかりしていたのだ。

 そして、それこそが、懐疑論者や疑似科学批判者に必要な知的誠実さというものだろう。

 本書は、その意味で、知識に対して不誠実だと思うし、少なくとも私は評価しがたい。そういうわけで、全体として良書だし賛同できるのだが、読後の感情も含め、星2つにした。
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16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 おじいさんの説教本, 2008/8/6
レビュー対象商品: 疑似科学入門 (岩波新書) (新書)
他の方のレビューをみていて気がついたのは、この本を手に取る方はすでに理系の背景があり、懐疑的な精神をもっているということ。著者の目的は、理系知識のない方に注意を促したかったかったのだろうけど。文章や堅い出版社などから考えると、そういう方にアクセスするには難しそう。逆に理系の方に提供するには、「物足りない感」がぬぐえない。
著者の意見をサポートするデータが不足している。論理も飛躍しがち。読んでいて、なんともいえぬ不快な気持ちを感じてしまった。「説教臭さ」もあるけど、著者の性格が元来、意地悪なんだと思う。

いきすぎた健康ブーム批判する箇所を読むと
「健康ブームと同じで現代医療がひたすら長生きさせることに精をだしている…長生きしたいとは誰もが願うことであり、そのためになんでもしたいと思う…のは拒否できない…」
「しかし、何のための長生きか、つらつら考えてみることも必要だろう(テーマから逸れてしまったね。それに答えなんかあるのかなぁ?)」
「日本は世界一の長寿国だが、寝たきり率でも世界のトップである(これは著者が指摘している統計の罠にはまってしまったね。日本の寝たきり率が高いといわれるが、実際はそうでもない)」
「私は得がたい経験をした。「開発途上国の医療状況を改善したい」という熱意ある学生にあった(まったく文面から関係なくなってしまった)」

疑似科学を3種にわけて分類したのは、すばらしいことで、以後、疑似科学は著者のカテゴリーに分かれていくでしょう。そういう意味では参考文献として、後世に読む継がれていくのかもしれません。
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43 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 反面教師を狙った本?, 2008/6/19
レビュー対象商品: 疑似科学入門 (岩波新書) (新書)
疑似科学を3種類に分類するという考え方は面白い。しかし、その他の点では類似の本の内容の寄せ集めで、著者による深堀りが見られない。また、この本自体に、「疑似科学」の観点からつっこみどころが多い。
 著者は、「疑似科学」の例をいくつか提示するが、深い考察はしておらず、怪しい商売のウワサ話程度のコメントがされているのみ。たとえば、水ビジネスのやり方について記述されているが、その出典が示されておらず内容の正しさを確認できない。これは科学者がやるべきことではない。また、自殺サイト等の有害サイトの存在をあげて、ブログの負の側面を強調する。しかしながら、数百万(それ以上?)が利用しているというブログの母集団数から考えれば、統計上有害サイトの割合は非常に小さく、その存在を持ってブログ文化を非難するのは、著者が「思考バイアス」を持っていることを示している。
 結果的に著者は、人間が完全に合理的・科学的にはなりえないことを身を挺して(?)伝えている。
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