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疑似科学と科学の哲学
 
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疑似科学と科学の哲学 [単行本]

伊勢田 哲治
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,940 通常配送無料 詳細
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商品の説明

毎日新聞・書評(小西聖子氏)01/19/'03

「すごく親切に書かれた入門書である」(小西聖子氏・毎日新聞書評01/19/'03)

内容紹介

占星術、超能力研究、東洋医学、創造科学・・・・・・これらはなぜ「疑似科学」と言われるのだろうか。はたして疑似科学と科学の間に線は引けるのだろうか。科学のようで科学でない疑似科学を考察することを通して、「科学とは何か」を解き明かしてゆくユニークで真っ当な科学哲学入門。

登録情報

  • 単行本: 282ページ
  • 出版社: 名古屋大学出版会 (2002/12/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4815804532
  • ISBN-13: 978-4815804534
  • 発売日: 2002/12/10
  • 商品の寸法: 20.8 x 14.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
42 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
科学的方法論・あるいは科学哲学に関する良書。

ベイズ主義に立ち、線を引かずに(疑似科学と科学の)線引き問題を解決する、
という姿勢はさほど目新しくもないが、そこに至る過程はエキサイティング。

本書がほかの類似書と決定的に違うのは、
ほかの類似書が、~という疑似科学はなぜニセモノなのか、と
結論ありきで話が進んでいくのに対し、
本書は疑似科学と「されている」理論と正統派理論は
どこが・どれくらい違っているのだろう?というスタンスを取り、
結論を最後まで留保する点である。

答えを出すのではなく、考える過程が大切、という著者の主張がそのまま表れている良書。

また、本書を読むと、血液型性格診断を「信じるか」「信じないか」
という問題設定が少なくともベイズ主義の観点からはミスリーディングであることがよくわかる。
☆5つ

このレビューは参考になりましたか?
40 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 入門書としても読めると同時に専門書としても一定のレベルを保っています。今まで提案された科学哲学のテーゼをとりあげ、これを実際に存在する疑似科学と科学の判定に有効か否かということで検証する、といった議論の進め方で話が進んでいきます。著者が言うように、可能な限り専門知識なしに読めるように工夫されています。

 またこうした入門書としての気配りがあると同時に、専門書として一定のレベルを保っています。私はこの手の本を何冊か読んだのですが、ポパーとクーンの関係が今ひとつすっきりと理解できませんでした。しかし、この本のおかげでこの2者の長所・短所がずいぶんとすっきり理解できました。

このレビューは参考になりましたか?
26 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By world3
形式:単行本
職業哲学者の中には、「科学哲学」科に身を置きながら、勝手に科学哲学を殺してしまう人達がいます。そういう人達によれば、科学と非科学の境界問題に代表される科学哲学の基本問題は「死んだ」論点であり、もはや議論の対象にならないのだそうです。だったら潔くポストを返上すべきじゃないかと私などは思うのですが、そうせずに趣味の赴くまま関係ない問題を論じていたりするから困ったものです。

本書を読めば、そうした人達の言うことが、したくない仕事をしないための言い訳でしかないことが分かるはずです。アメリカでは学校で進化論への対抗理論を教えることの是非が重要な政治上の争点となっています。代替医療に対して公的医療保険からの支出を認めるべきかどうかは日本でも議論のあるところです。科学哲学は、こうした現在正に争われている課題に対して解答ないし解答の見通しを与え得るという点で、優れて実際的な意義を持つ学問分野なのであり、境界問題に代表される科学哲学の基本問題は、今後も問われ続けなければならないのです。

相対主義者の道具にされたり、分析哲学者の避難場所にされたりと、日本における科学哲学の歴史はあまり幸福なものではありませんでした。科学者が科学哲学に対して抱くイメージの悪さもこの辺の事情に由来する部分が大きいように思います。本書は、日本でもハードコアの科学哲学に真剣に取り組む人が出てきたことを示すものとして、記念碑的意義を持つと言っても言いすぎではないでしょう。
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ドン・キホーテの哲学
本書は科学と疑似科学の境界を科学哲学の立場から普遍的に定めようと試みる。疑似科学は科学に似ているが科学でないものである。Hume、Popper、Kuhnその他が行... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: あぎ
線引き問題
... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: ピュアリー
科学と疑似科学の間が単純な基準で白黒にわけられるという期待は捨てた方がよい。
この本で扱われている疑似科学とは、創造科学や占星術、超能力、代替医療などです。科学者の端くれとして、科学と疑似科学の区別なんて簡単なことだろうと思って読み進めます... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: MephistoWalker
科学哲学は「生きた」学問だった。
本書は大学での講義をもとにしているそうですが、実際にも科学哲学の基礎的な知識を疑似科学との関連のなかで順序良く紹介しています。本書の特徴は現実の世界で生き続ける『... 続きを読む
投稿日: 2010/1/24 投稿者: 多忙な暇人
「程度」問題への適切な判定
お奨めポイントがありすぎて、どこから手をつけて良いものやら困惑中。... 続きを読む
投稿日: 2009/4/20 投稿者: kogonil
すばらしいね
科学者がいわゆる疑似科学を批判するとき、はじめからそれがエセであると決め付けて嘲笑するケースが多く、公平さを欠いていると感じることが多い。だが、科学哲学者たる著者... 続きを読む
投稿日: 2008/11/22 投稿者: pp-tang
これは、巧妙な政治的著書である。
科学を難しくしようとするとそれは「無限」に難しいだろう。戸田山を読み、高橋昌一郎を理解した上で、高橋本を批判する者の言い分によってこの本を購読したのだが、笑ってし... 続きを読む
投稿日: 2008/8/4 投稿者: BostonHawk
理屈っぽい恋人対策に
「血液型性格診断」のような話が大好きなあなたが、
「そんなのが説得力を持つのは、誰にでも当てはまることしか言っていないからさ」... 続きを読む
投稿日: 2008/6/8 投稿者: w54
疑似科学と科学の違いが際立ったか?
「科学哲学の冒険」で次の読む本として紹介してあった「疑似科学と科学の哲学」を読了した。どうだろう、「科学哲学の冒険」から私の知識がどれだけ知識が増えただろうか。本... 続きを読む
投稿日: 2008/3/19 投稿者: shibchin
もっともバランスの取れた科学哲学入門書
これまで、科学哲学の入門書としては「新しい科学論」と「科学哲学の冒険」を読んだが、バランスという点ではこの本が一番いいと思う。... 続きを読む
投稿日: 2007/8/29 投稿者: θ
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