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ベイズ主義に立ち、線を引かずに(疑似科学と科学の)線引き問題を解決する、
という姿勢はさほど目新しくもないが、そこに至る過程はエキサイティング。
本書がほかの類似書と決定的に違うのは、
ほかの類似書が、~という疑似科学はなぜニセモノなのか、と
結論ありきで話が進んでいくのに対し、
本書は疑似科学と「されている」理論と正統派理論は
どこが・どれくらい違っているのだろう?というスタンスを取り、
結論を最後まで留保する点である。
答えを出すのではなく、考える過程が大切、という著者の主張がそのまま表れている良書。
また、本書を読むと、血液型性格診断を「信じるか」「信じないか」
という問題設定が少なくともベイズ主義の観点からはミスリーディングであることがよくわかる。
☆5つ
またこうした入門書としての気配りがあると同時に、専門書として一定のレベルを保っています。私はこの手の本を何冊か読んだのですが、ポパーとクーンの関係が今ひとつすっきりと理解できませんでした。しかし、この本のおかげでこの2者の長所・短所がずいぶんとすっきり理解できました。
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