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異端王道
 
 

異端王道 [単行本]

江上 剛
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

『週刊東洋経済』好評連載の単行本化。破綻した「長期融資銀行」はいかにして蘇ったのか! モデルとなった新生銀行が本年2月19日に上場1周年を迎え、それにあわせ堂々の刊行。

内容(「BOOK」データベースより)

どん底からの復活―こうして銀行は蘇った!破綻した「長期融資銀行」は「新興銀行」として、いかに立ち直り、上場に至ったのか。

登録情報

  • 単行本: 390ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2005/2/18)
  • ISBN-10: 4492042229
  • ISBN-13: 978-4492042229
  • 発売日: 2005/2/18
  • 商品の寸法: 19 x 14 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 292,685位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 「異端王道」を読んで, 2005/2/27
レビュー対象商品: 異端王道 (単行本)
破綻した「長期融資銀行」が、「新興銀行」として再上場するまでの物語と聞けば、誰でもモデルの存在に気付くだろう。同じモデルを扱った小説には、自称経済評論家の本などがあるが、外資憎しのマスコミの論調に迎合するステレオタイプの三文小説だった。かたやこの小説の著者である江上氏は、綿密なる取材をもとに、本作を書き上げている。特に世間を騒がせ~~た「買収後不良化が判明した債権の解除権」については、それが買い手の提案ではなく、売り手であった政府からの提案であったことも、はっきりと書かれている。98年以降に起こったことは、読者も皆知っており、「これはフィクションではなくドキュメンタリーである」と言い切ってしまった方が、どんなにか執筆が楽になったかと思われる。そこをあえて小説と~~いう形を失わずに書き切るには、大変な苦労があったのではないか。
実は私は、この小説が「東洋経済」に連載中、著者に対して「事実は小説よりも『酷』なり」という様な内容のメールを送ってしまったことがある。そんなメールに対しても、著者からはちゃんと返事を頂いた。最近この手の週刊誌は会社では定期購読しなくなったので、連載を全て読んでいる訳で~~はなかった。今回単行本になった物を読んで、私が書いて頂きたかった事も、ある程度書かれていたことに気が付いた。失礼をしてしまった。勿論当事者なるがゆえに、些細な事実との相違が気になったということもある。それは、400ページで話をまとめなければならないという小説の制約があったからであろう。~~ この小説は上場までを描いた第一章である。現実の世界は既に第二章に移っている。
この本は、現役の銀行経営者や銀行員に対して書かれた指南書とも言えよう。この通りに銀行を変えていく事ができれば、その銀行は「新興銀行」に近づくことができるのだから。しかし「言うは易く行うは難し」であるということは、木村剛氏が率いる日本振興銀行の迷走振りを見~~ればわかる。やはり確固不抜の経営者の存在が重要であることは言うまでもない。
正直に言おう。私はこの本をカフェで読んでいたのだが、初めから最後まで目頭が熱くなり通しであった。涙が止まらなかった。
江上さん、すばらしい本を書いて頂き、有り難うございました。
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5つ星のうち 5.0 ×外資=ハゲタカ=悪, 2007/12/17
レビュー対象商品: 異端王道 (単行本)
銀行が舞台の小説で、登場人物全員が真摯で前向きに描かれた物語を初めて読んだ気がする。外資=ハゲタカ=悪のイメージは、物語の元となった長銀の破綻から外資による買収と再建、その時点で始った猛烈な貸し剥し、そして売却で得た膨大なキャピタルゲインという報道によって、われわれ日本人の意識に醸成され刷り込まれてきたと思う。しかし、同じ銀行が、企業再生やリテールを行ったことはあまり知られていない。むしろ、この本で、はじめて知った。外資は、痛みを伴うコストカットや不採算部門の整理を、スピード感をもって行い、死に体の企業を再生する。それが業であり、そこに収益を見出しているから当たり前のことだ。一方、邦銀に策は無く、再建策は、顧客に任せ、貸出しの縮小によって自己資本の減少に歯止めをかけようとした。挙句は、金融庁対策の不良債権の飛ばしをする有様。そこに顧客は存在しない。ビジョンの無い合併を繰り返してきたのは周知のことである。リスクをとったものがリターンを得るのが当たり前、邦銀は外資に見習うべきである。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 江上小説で珍しく前向きに読める本。, 2007/7/29
By 
正義の味方 (日本) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 異端王道 (単行本)
戦後の役目を終えた興長銀3行の一つの「長期融資銀行」が海外案件と不動産にのめり込み、不良債権処理で無茶をし、利付債、割引債の流出が止まらず、ついに金融再生法適用第1号となり破綻した。外資ハゲタカの「ドリップル」に買われ、強烈な貸し剥がし、瑕疵担保条項の解除権発動を、心ある新生の「新興銀行」の行員は従来にない顧客本意の新銀行を作ろうと努力し、上場にこぎつけたという物語。まるで「新興銀行」の会社案内とプレゼンテーションと宣伝を聞いているが如くだ。行員のやる気と顧客本意精神は素晴らしい。主人公の一人の理想的な行員、神野は平成9年に東都五菱銀行(平成8年に東都と五菱が合併、この内部もプライド高い両行だからものすごい。)に入行したが嫌気をさして退職、新興銀行に入った。江上剛の他の小説の「大東五輪銀行」も酷いが、どこも合併銀行の内幕は最悪である。その点「新興銀行」は旧長期融資銀行の居残り組と中途採用組が心を一つにした前向きさが、読んでいて気持ち良い。もし江上小説に、第三産業銀行、芙蓉銀行、日本興産銀行が合併したイナホFGの物語があれば、次回是非読んでみたいものだ。
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