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異形家の食卓 (集英社文庫)
 
 

異形家の食卓 (集英社文庫) [文庫]

田中 啓文
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

一度口にすれば、誰もが虜になる魅惑の食材の秘密。某国の外務大臣を癒す、恐るべきストレス解消法。ブラックな笑いと前人未到の恐怖に彩られた異色短篇集を召しあがれ。 (解説・山田正紀)

内容(「BOOK」データベースより)

国際会議のため来日した、ゾエザル王国の外務大臣・ジュサツ。独裁国家に対する強い風当たりにもめげず、常に笑顔をたやさない彼を癒す、おぞましいストレス解消法。つぶれかけたフレンチ・レストランを救った、魅惑の食材の正体。一家団欒のテーブルで告白される、悪食の数々など、全11篇。異才が贈る、駄洒落×ホラー×グロテスクのフルコースを召し上がれ。

登録情報

  • 文庫: 368ページ
  • 出版社: 集英社 (2003/2/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087475484
  • ISBN-13: 978-4087475487
  • 発売日: 2003/2/20
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 193,484位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 変形 VINE™ メンバー
形式:文庫
著者の田中啓文氏はダジャレ小説の大家である。ダジャレを書くために小説を書いている節があるほどの方なので、ダジャレおちの作品も少なくない。この作品「異形家の食卓」はもちろん「伊東家の食卓」のシャレで、タイトルにうかがえるように「食」に関する短編集であるが、まともな「食」ではなく「食人」を主体とするグロテスク小説なので、購入する場合は注意が必要である。私は「人食」の趣味、嗜好はないが、この手の話には興味を抱く方なのでおもしろく読ませていただいたが、人によっては吐き気を催す可能性がある。以上の説明で興味を覚えた人のみ購入すべし!
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悪食の闇 2004/5/5
By fukuyan
形式:単行本
本書に出てくるのは「食べる」人々である。彼らの「食べる」理由は様々だ。贅沢のために食する人。何かの代償として食べる人。飢えをしのぐために食らう人。だが彼らは一様に悪食である。自分以外の人間に、決して知られてはいけない闇を抱えた悪食達である。そしてこの悪食たちの物語を読むうちに、読者の中の何かが変質し、悪食たちを単に異形といって排除できるかという問に直面して愕然とするのである。考えてみれば、食べるという行為は、自分の命を維持するために動植物を殺生し、体内にその亡骸を取り込むという底知れぬ闇そのものである。そうである限り、見慣れないものや、食べつけないものを貪る人間を「悪食」と罵ったところで、悪食とそうでないものとの境界など存在せず、亡骸を食らうという本質に何ら変わりはない。つまり私たちは等しく悪食であり、そうであるがゆえに生きていることになる。本書は、それを象徴するようなおぞましくもユーモラスなストーリー群で、読者に少々異質な恐怖を味わわせてくれるホラーである。とりわけ「オヤジノウミ」などは、死んでも食べないと定めた「食物」を、飢えをしのぐために食べざるをえないという危機に立たされた恐怖と逡巡、そして諦念から来る決意と歓喜を気持ち悪いほどリアルに描いたストーリーである。どことなくユーモラスなのは著者の筆力によるものだろうか。その他どの話も力作ぞろいで本当に「おいしい」ホラーである。本書を読むと、普段見なれている「食べる」というなんでもない行為が、そして食物を取り込む口という器官が、限りなく淫靡なものに見えてくる。人前で「食べる」ことが少々コワイ行為に思えてくる。怖がりな人必読の一書である。
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珍味の極み 2008/4/11
By rei
形式:単行本
悪食をテーマとした短編集。

趣味が悪いことこの上ないが、個人的には人の解剖的描写のほうがよほど苦手なので、ゲテモノ食いの描写は苦もなく読めた。

新しい食材を見つけたシェフの話、「新鮮なニグ・ジュギペ・グァのソテー。キウイソース掛け」が良かった。

食材の描写が、なかなか美味そう。ただしその成り立ちを知らなければ、だが。
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