ギョーザ事件では、天洋食品の底夢路社長が、「自分たちこそ最大の被害者」と涙し訴えた。
河北省輸出検査局長も、「中国における製造工程には何ら問題ない(日本側に問題あり)」と強調した。
国家公安省は記者会見で、「異物が中国で混入された可能性は極めて小さい」と発表した。
この会見は国営テレビで放映され、中国国民の間では、日本人犯行説が常識となった。
まさに、企業、地方、国家、メディア、国民が一体となり、日本にこそ問題ありと断定してきたのだ。
それに対し、櫻井氏は、天洋食品の冷凍庫から、ギョーザは別々の日に出荷され、横浜港と
大阪港に入港し、両製品に異物を入れるとすれば、横浜港と大阪港、または、千葉県と兵庫県
で作業しなければいけないこと。警察の科学捜査の異物分析の結果、それが日本製ではないこと
等を列挙し、異物は、ギョーザが密封される前、食品の加工プロセスで混入されたといえる
物証がそろっていると、明確に反論している。
この本は、無論、ギョーザ事件をテーマとした本ではなく、日中間の歴史・領土問題・外交等
の幅広い問題について、一つ一つ丁寧に検証していくものだ。
今年になって起きたさまざまな問題で、かの国に違和感を持ち始めた方も多いと思う。
そのような方には、是非、読んで頂きたい。けしていたずらに反感をあおる本ではないが
一国民として、深く考えさせられるものがあると信じる。
なお、政治家の方々の中には、あまりにも危機感がない発言をされる方も多いようだ。
政治家の方々にも、是非、ご一読をお願い致したい。