そうか、これは思いっきりコメディ仕様なのか・・・と、聞いて呆然、苦笑、爆笑。考えてみたら原作がそもそもかなり突飛な設定なので、こうなるしかなかったのね、と納得しました。パワフルで楽しく、中身の濃いCDです。
* 近江らん丸、23歳。極道の息子で威勢がよくて、どこに行っても着流しに下駄。そのくせ親の言いなりに政略結婚したりして、なんだか初心なお坊ちゃまだったりもする・・・そんなおいしすぎて非現実的なキャラを伊藤健太郎さんが快演。ヤクザの啖呵はこうじゃなくちゃ、という感じの低いうなり声が男らしい。そのくせ、イタリア男にメロメロになって喘ぐときはすごく色っぽくて、ビックリ!
* アルベルト・ヴァレンティアノ、金髪碧眼の28歳。らん丸が式を挙げる豪華客船のキャプテンで、大の日本オタク。らん丸に惚れて、いつでもどこでも機会さえあれば甘ーい声で口説く口説く(笑)。そういう、やっぱりありそうにないゴージャスな攻キャラを、諏訪部順一さんがリキの入った美声で演じてます。本人はトークで「イタリアの種馬」なんて言ってますが、とても上品なえろ声です(爆笑)。
* 脇役なのがもったいない権藤さん(らん丸のライバル組織の若頭)には、置鮎龍太郎さん。彼の「誠実・繊細」イメージの受キャラボイス(フジミシリーズの守村さんとか、「開いてるドアから失礼しますよ」の正一とか)しか知らなかったので、野太い低音のべらんめえ口調に衝撃を受けました。とにかく上手くてカッコいい。感動的です。
* 不本意ながららん丸の姉さん女房になってしまう薫に、川上とも子さん。けっこう登場場面が多いので大事なキャラだと思うのですが、これがまた上手なんですよねえ。
というわけで、よかったら聴いてみてください。満腹になることうけあいです。