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異国の窓から (文春文庫)
 
 

異国の窓から (文春文庫) [文庫]

宮本 輝
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ドイツの黒い森の源流から黒海にそそぐ河口までドナウ河二八〇〇キロの旅。幾多の国の人々との出会いに、作家は何を見、考えたか?

内容(「BOOK」データベースより)

ドナウ河の源流から河口までの旅をふりかえって著者は述懐する―「この旅が私の人生の中の喜びと悲しみをつくった。この旅から喜びと悲しみの種を持ち帰った」。そして小説『ドナウの旅人』が著わされた。これはその旅で見た小説の原風景、解放前の東ヨーロッパの人々の暮しと愛のいとなみを綴る初の紀行文集。

登録情報

  • 文庫: 266ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1996/02)
  • ISBN-10: 4167348128
  • ISBN-13: 978-4167348120
  • 発売日: 1996/02
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.4 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
小説「ドナウの旅人」を書くために著者が訪れた、ドナウ河の源流から河口までの旅のエッセイ。
作家ならではの、その土地土地に対する、するどい視点も読み応えがありますが、何より、著者の体験したことがそのまま小説の題材になっているのが面白い。

レストランでのちょっとしたやりとりや、現地の人々との交流、感動した景色など、宮本輝はこのようにして小説を書いているんだなぁ、と興味深く読みました。
始めに「ドナウの旅人」を読んで、忘れないうちにこのエッセイを読むのをお勧めします。

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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
見果てぬ夢 2001/3/4
形式:文庫
 十分な資質を持ちながら種々の理由で留学できない人が、世界中でどれくらいいるのだろうか。

 ドナウの旅人の取材目的で東欧を旅行する作者は、ブタペストで急に一行のガイド役を引き受けることになった現地の一大学生に出会う。彼は、日本に留学したいという夢を持っているが、研究テーマが国の求めている学問でないこと、また経済的な理由からそれが実現不可能なことであることを語る。こんな話を聞かされた時“フーン可哀相に。”という話で終わるのが現実であり、これが叶うのは、小説の世界と相場は決まっている。ところが宮本は、たった一度の出会いでこの異国の地の一青年に“行きの飛行機代だけは、自分で工面しろ。俺の家に住んで、日本の大学の修士課程を卒業しろ。”と言ってimpossible dream をpossible dream にすることを約束する。なんとも心温まる話である。体の底から感動が湧き出てきてしばらく治まることはない。お話でなく実話なのである。小説家というのは、現実が小説で小説の中が、現実なのだろう。 この話に色づけしたのが、彗星物語である。

 全作品に息づいている作者のこの優しさと人間性に私たちは、惹き付けられるのであろうか。何れにしろ彼が、魔法を心得ているのは間違いないようである。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
宮本輝氏の取材旅行をエッセイにまとめた本。
正直あまり期待していなかったが、予想以上に面白かった。
解放前の東ヨーロッパの情景や、若者たちとの出会い・・・
事実は小説よりも奇なりというが、宮本輝という小説家だからこそ書きとめることができた瑞々しい出来事の数々。星五つ。
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