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異体字の世界―旧字・俗字・略字の漢字百科 (河出文庫 こ 10-1)
 
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異体字の世界―旧字・俗字・略字の漢字百科 (河出文庫 こ 10-1) [文庫]

小池 和夫
5つ星のうち 2.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

牛丼の吉野家の「吉」はなぜ「士」冠でなく「土」冠なのか、デパートの高島屋の「高」はなぜ「鍋ぶた」の下が「目」なのか。渡辺さんの「辺」には十八もの異体字がある……! 異体字とは、正字、俗字、古字、別体、譌字、
略字などの総称。常用漢字がどのように決まり、人名用漢字などでいつも混乱しているのは何が原因なのか。印刷文字の変遷から、現代の携帯やパソコンの文字まで、最近の漢字騒動も含めて異形の文字たちをめぐる奥深く驚きに満ちた文庫書き下ろし。

内容(「BOOK」データベースより)

異体字とは、正字、俗字、古字、別体、譌字、略字などの総称。常用漢字がどのように決まり、人名用漢字などでいつも混乱しているのは何が原因なのか。印刷文字の変遷から、現代のケータイやパソコンの文字まで、最近の漢字騒動も含めて異形の文字たちをめぐる奥深く驚きに満ちた初めての本。

登録情報

  • 文庫: 205ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2007/7/5)
  • ISBN-10: 4309408575
  • ISBN-13: 978-4309408576
  • 発売日: 2007/7/5
  • 商品の寸法: 14.4 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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49 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ゆう VINE™ メンバー
形式:文庫
著者が JIS 改正委員会などで符号化文字集合の策定に携わっている小池和夫氏ということもあって、軸足は文字コード...それも JIS(JIS X0208 - JIS X0213:2004)に置かれているようです。『康煕字典』や開成石経といった中国の古典籍や、Unicode(ISO/IEC 10646)や Adobe Japan といった JIS 以外の符号化文字集合の話題も一応 出てはきますが、明らかに "日本の"(もしくは JIS 改正委員としての小池氏の)異体字の世界観で閉じています。俗字・譌字・本字といった異体字の「ラベル分け」についても、お茶を濁したような説明で終わっており、本書によって「異体字の世界」を体系的に理解するのは、残念ながら非常に難しいといわざるを得ません。

あくまで個人的な印象になりますが、大部分が異体字で占められる JIS X0213 の第3・第4水準漢字を、選に漏れたものや第1・第2水準の異体字も交えて可能な限りたくさん、雑学っぽく紹介することが本書の真の目的のように感じられました。個別の異体字の解説も、根拠が明示されていることは稀で、一貫性、体系なども見られないので、本当に『JIS 異体字手冊』みたいな感じです。

本書に代わる異体字に関する良書は残念ながら思い浮かびませんが、JIS X0213 の改正をめぐる話なら、小形克宏氏の連載「文字の海、ビットの舟」(INTERNET Watch)の方をオススメしたいです。
このレビューは参考になりましたか?
42 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぶーのん トップ1000レビュアー
形式:文庫
日本語処理ソフト開発メーカー勤務なので、漢字問題に悩まされない日はない。最近もVistaで字形が変わる問題で右往左往させられた。

一般に異体字の問題は、昔は画数の多い複雑なものを簡略化したあたりに根源があった。しかしコンピュータ社会の現在は、書き間違いやクセ字などにまで範囲が広がっている。
その最たるものが戸籍だ。戸籍はつい最近まで、書き間違いであってもいったんそう登録されてしまった以上は容易に直しが効かなかった。それ故にニセ字ウソ字のオンパレードになってしまっている。そして、これらを可能な限り救おうとしたところに、現在の日本語ソフトの悲劇がある。JIS水準分けやUNICODEなど、世界中に混乱を伝播させた張本人である、と断言してもいい。

そうした問題点への根本的な解決策なしに、単なる興味関心だけで異体字を論じるのは、いいかげんやめにできないだろうか。
本書も、「こんな字がありますね」と紹介するのはまだいい。が、話の基準がJISに偏っており、漢字こそがユニヴァーサルな問題の大部分を占めていることを認識しつつも、JISの都合や勝手で「しょうがないでしょ」「こんなのやめましょうよ」的なニュアンスの意見披瀝に終始している。ニッポンの政策主導のJISで世界が納得するわけがなかろうに。

小生の本名は極めて単純な漢字3個(総画数も20しかない)なので深刻ではないが、「ワタナベ」さんや「サイトウ」さんなどにとっては、イライラを募らせることにしか役立たないのではなかろうか。
仕事の都合で漢字とは一蓮托生の立場なので、参考になる話もあったから2つ星は進呈するけれど、1つ星に極めて近い評価であると承知いただきたい。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 夜華
形式:文庫
実は是を読もうとした切っ掛けは、旧字体や変形カナの読み方の本が欲しくて買ったというの
が真相なのだが、所謂JIS規格やらなんやらいろいろ書かれていたが、私がびっくりしたの
が、旧字体が新字体に変わったのは、実は戦前から漢字を簡略にしようという意図があった
というのは驚いた。

とある歴史研究家が自分の著作の旧字体を、編集者が新字体に変えたので
「新字体は日本語ではない!」
と怒っていたそうである。

専門の人が読めば不満足であるかもしれないが、私のような門外漢から見ると知らなかった
事がわかってそれなりに面白かった本ではある。
巻末のひらがな異体字は、ある意味重宝しています。
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