登録情報
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柳田、折口から高取正男、山口昌男、小松和彦にいたる、文化人類学、民俗学系の知見、西郷信綱などの国文学、ジンメル、ベルグソンの社会学、今村仁司など現代思想系の知見を縦横無尽に駆使して「異人論」を展開。内容は極めてオーソドックスで、あたらしい飛躍はあまり見られない。たびたび引用される今村仁司に「現代思想の系譜学」という著書があるが、まあいわば「異人の系譜学」っていう印象。これだけの知見を収集したのだから飛躍して欲しい。まあ「序説」なんでしょう。
ただ、文体は魅力的。美味しいゴハンはお米がたってるというけれど、言葉がたってます。いわく、あらゆる秩序の起源には、秘められたひとつの死の風景が横たわっている・・・
続編的位置付けの『排除の現象学』もお奨め。
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