一読して、盲点をつかれた感じで新鮮に感じました。イギリスに人種差別があるだろうなとは思っていましたが、大学などのアカデミックな場でも目に見えにくい形で存在することがわかりました。言葉で表していただいて、初めてそのような事の存在に気づかされました。その上で読み込んでいくと、自分自身がそのように差別された時、どのように対処(コーピング)するか迫られます。まるで、マイケル・サンデル教授の講義のように何が正解(正義)か考えさせられます。
一つ欠点があるとすれば、表題や表紙のイラストが(出版社の意向でしょうが)留学に行くなと勘違いされる可能性があることです。そうではなく、この本にある現実を知った上で留学に行ってほしいという著者の思いを読み取ってほしいです。