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町火消たちの近代―東京の消防史 (歴史文化ライブラリー)
 
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町火消たちの近代―東京の消防史 (歴史文化ライブラリー) [ペーパーバック]

鈴木 淳
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

近世の江戸で、最高の消火技術と独特の文化を誇った町火消、その技と気概は維新以後も生き続けた。だが、近代建築の登場と技術発展のなか、次第に消防の主役も変化していく。本書は、消防の近代化のなかから伝統と革新を考える。

内容(「MARC」データベースより)

近世の江戸で、最高の消火技術と文化を誇った町火消。その技と気概は維新以後も生き続けた。だが、近代建築の登場と技術発展の中、次第に消防の主役も変化していく。消防の近代化の中から伝統と革新を考える。〈ソフトカバー〉

登録情報

  • ペーパーバック: 211ページ
  • 出版社: 吉川弘文館 (1999/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4642054804
  • ISBN-13: 978-4642054805
  • 発売日: 1999/10
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:ペーパーバック
本書は、題名からわかるとおり江戸時代の「花形」の町火消が近代
以降どうなったかについて書かれている本であるが、江戸時代の消防に
ついても簡単な理解が得られる本である。
 興味深かったのは、行政(警察や役所など)が消防の近代化を推進
しようとするたびに、町火消の反発が主因となり近代化が進まなかった
ことである。それは、本書でも明らかにされている通命じの末期でも
その風潮が残っており、出初式などは江戸時代から現代まで継承されて
いるという。注目すべきことは、町火消≒自衛消防の組織という図式が
大まかに描けるが、明治末期になってくると町火消の衰退≒自衛消防力
の低下という情景が浮かんでくることだ。
 この図式が変化してくるのが、関東大震災であるという。この震災後
の調査で、工兵や一般人等の「素人」が破壊消防を行い「意外の効果」
を挙げたという。
 その後、満州事変から太平洋戦争に続く道のりの中で本書でいう
「素人」たちは「警防団」として組織されるのだが、これは関東大震災の
時の「素人」消防の「意外の効果」を挙げたことに国が注目したのでは
ないかと思わせられる。
 消防という生活に密着した事例一つとっても国家の一側面を明らかに
した好著である。
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