内容紹介
電車の中吊り広告を信じてますか?そして、その見出しに書かれた記事で訴訟されたメディア側がどのくらい敗訴しているのかご存知でしょうか? 真相は藪の中ではない。町の声を咀嚼して、「自分のメガネ」で見直したら、意外と簡単に真相に辿り着けるものなのだ。 ニューメディア最前線で活躍する著者(ソニー・デジタルエンタテインメント社長)が、ホリエモンや亀田興毅をモンスターにしたマスコミ報道、ブログ炎上など、2000年から2006年までのメディア・社会現象を独自の天邪鬼精神で捉え、徹底検証。ネットやケータイなど急激に普及したデジタルメディアに翻弄される人間社会を鋭く斬った辛口コラム63篇。
内容(「MARC」データベースより)
情報化社会が急速に進展した2000年から現在に至るまでの情報環境、マスメディアの最先端のリポート。町のウソも一度、自分の体内に取り込んで、自分の匂いを浸して排出すれば、それが個人的真実となるのである。
出版社からのコメント
三面記事やネット情報を天邪鬼視点で捉えた辛口コラム集
著者からのコメント
本当のコトを知りたければ、本当のウソを知らなければならな
い。
本当のウソを知るためには、本書を読んで多少頭の体操をしてみたらどうだろ
う。
意外と気が付かなかった物事の見方がわかるかもしれない。
い。
本当のウソを知るためには、本書を読んで多少頭の体操をしてみたらどうだろ
う。
意外と気が付かなかった物事の見方がわかるかもしれない。
著者について
1965年大阪府高槻市生まれ。日本大学芸術学部卒業、衛星放送など多くの新規事業立ち上げにかかわる。(株)ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント デジタルネットワークス部門バイス・プレジデントを経て、2007年(株)ソニー・デジタルエンタテイント サービス社長に就任、現在に至る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
福田 淳
1965年大阪府高槻市生まれ。日本大学芸術学部卒業。衛星放送など多くの新規事業立ち上げに関わり、現在は、(株)ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントデジタルネットワークス部門バイス・プレジデント。文化庁「コンテンツ調査会」委員(2005年度)、経済産業省「情報大航海時代の情報利用を考える研究会」分科会委員(2006年度)など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1965年大阪府高槻市生まれ。日本大学芸術学部卒業。衛星放送など多くの新規事業立ち上げに関わり、現在は、(株)ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントデジタルネットワークス部門バイス・プレジデント。文化庁「コンテンツ調査会」委員(2005年度)、経済産業省「情報大航海時代の情報利用を考える研究会」分科会委員(2006年度)など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
抜粋
子供のときから天邪鬼だった。小学生のときに「天才バカボン」が流
行していたせいか、バカボンパパの「反対の賛成の反対なのだ!」とい
う文句が頭からはなれず、いつも何かを疑っていた。先生が右向け、というと
左がどうなっているのか気になった。
今度は高校生になった。第三次漫才ブー
ムとやらで、決してギャグにしてはいけないはずの朝のワイドショーの陰惨な
事件がネタになった。犯人はA地点からB地点へと移動したのです...云々。ワイ
ドショーは朝から放火殺人現場、ひき逃げ、失踪家族の捜索など、再びベットに
戻りたくなるような憂鬱な番組ばかり流した。レポーターは、かつて二枚目で
真面目な役柄が取柄の俳優を集めては迫真のレポートを披露していた。それがい
けなかった。本当の驚き、本当の恐ろしさ、本当の諦め...すべてその演劇的な
までに過剰に装飾された演出が事件の本質を奪ってしまった。 他人の不幸はネ
タなのだ。三面記事はひたすらショーアップされ、テンションの高い残酷なもの
しか報道価値はない。人を殺したくらいではそれらの役者陣とテレビクルーを
派遣することはない。なにせ、1年間で1,452件(2003年度)もの殺人事件がおきて
おり、土日を除くと1年間で261日はワイドショーがあるのだ。1日平均5.5件の殺
人事件から特別ゴージャスなものを選りすぐらなければならないのだ。しかも、
各局の競争もある。一刻も早く殺人者の親族、友人、近所の評判、職場の様子、
そうそう忘れてはならないのは、犯人の小学生の卒業論文の入手だ! 大学を
卒業し、マスメディアにかかわるようになると情報の送り手のことか多少わかる
ようになってきた。なんでもマスメディアを鵜呑みにしてはいけない。本書
で何度もでてくるが「複眼思考」が大事なのだ。ひとつの物事には必ずいくつか
の側面がある。時に自分だけの仮説や推理では到達し得ない真実も、何人かの意
見を総合するとおぼろげながら"何か"が見えてくるものだろう。ここに掲載され
ているコラムは、いまから9年以上前に月刊誌「サテライトマガジン」から原稿
依頼され、以降毎月執筆したものから新しい順に編集してある。いまとなって
は、忘れられた出来事や事件も多いが敢えて注釈はつけなかった。少しずつ過去
に遡るように構成することで、徐々に体と脳みそを慣らしてもらいたいと思った
からである。
行していたせいか、バカボンパパの「反対の賛成の反対なのだ!」とい
う文句が頭からはなれず、いつも何かを疑っていた。先生が右向け、というと
左がどうなっているのか気になった。
今度は高校生になった。第三次漫才ブー
ムとやらで、決してギャグにしてはいけないはずの朝のワイドショーの陰惨な
事件がネタになった。犯人はA地点からB地点へと移動したのです...云々。ワイ
ドショーは朝から放火殺人現場、ひき逃げ、失踪家族の捜索など、再びベットに
戻りたくなるような憂鬱な番組ばかり流した。レポーターは、かつて二枚目で
真面目な役柄が取柄の俳優を集めては迫真のレポートを披露していた。それがい
けなかった。本当の驚き、本当の恐ろしさ、本当の諦め...すべてその演劇的な
までに過剰に装飾された演出が事件の本質を奪ってしまった。 他人の不幸はネ
タなのだ。三面記事はひたすらショーアップされ、テンションの高い残酷なもの
しか報道価値はない。人を殺したくらいではそれらの役者陣とテレビクルーを
派遣することはない。なにせ、1年間で1,452件(2003年度)もの殺人事件がおきて
おり、土日を除くと1年間で261日はワイドショーがあるのだ。1日平均5.5件の殺
人事件から特別ゴージャスなものを選りすぐらなければならないのだ。しかも、
各局の競争もある。一刻も早く殺人者の親族、友人、近所の評判、職場の様子、
そうそう忘れてはならないのは、犯人の小学生の卒業論文の入手だ! 大学を
卒業し、マスメディアにかかわるようになると情報の送り手のことか多少わかる
ようになってきた。なんでもマスメディアを鵜呑みにしてはいけない。本書
で何度もでてくるが「複眼思考」が大事なのだ。ひとつの物事には必ずいくつか
の側面がある。時に自分だけの仮説や推理では到達し得ない真実も、何人かの意
見を総合するとおぼろげながら"何か"が見えてくるものだろう。ここに掲載され
ているコラムは、いまから9年以上前に月刊誌「サテライトマガジン」から原稿
依頼され、以降毎月執筆したものから新しい順に編集してある。いまとなって
は、忘れられた出来事や事件も多いが敢えて注釈はつけなかった。少しずつ過去
に遡るように構成することで、徐々に体と脳みそを慣らしてもらいたいと思った
からである。
天邪鬼で行こう!(あとがき より抜粋)
町のウソも一度、自分の体内で取り込んで、自分の匂いを浸して排出
すれば、それが個人的真実となるのである。
すれば、それが個人的真実となるのである。
デジタルメディア研究所 代表
rockin'on 共同創業者
橘川幸夫氏 あとがきより抜粋