魅力を感じない異性に対して冷淡な男たち。
モテはやされる女性にはチヤホヤとサービスするが、魅力を感じない女性にはボロクソに扱う男性のいい加減さがこれでもかというほど書き綴られている。学生時代に誘われた合コンで、カラオケの支払いを女性陣営に多めに請求しサッサと帰る男たちの話など、男性が読んでも心が痛み泣けてくるエピソードのオンパレード。
著者の池松江美さんの半自伝的小説ということだが、小説のなかでもハイクラス願望やセレブ嗜好など、辛酸なめ子として活動している時に書かれているようなものが感じられファンとしては嬉しかったり。
男性には痛い話ばかりなので、男性にこそ読んでほしい作品だ。読後、女性の取り扱い方に変化が現れるのではないだろうか。男性への怨念がたっぷり込められているが、結局は理想の男性像を追い求めていたりと男性を見限らないようなところがあるのも男性としてホッとさせられる。私は自分の身の回りの女性たちと、どのように接しているか反芻しながら読んでしまった。
今の時代はモテなければ人でなしみたいな風潮になってきているが、こんな男どもにモテてもしかたねぇよと女性達は思ったりしているのではないだろうか。それくらいに男性は自分を見ようとはせず、女性の品評ばかりしたがる。
男どもよ己を知れ!そして磨け!という尻をぶったたかれる思いがした。
男性にこそ読んでほしい作品です。オススメ!