24年も前の作品だが、今でもこの作品を超えるドラマは存在しないと思う。1年間に放映されるドラマを仮に数十本とすると、この24年間に放映されたドラマの数はどんなに少なく見積もっても1000本以上になることを思うと驚異的だが、それほどこのドラマは素晴らしい。
しっかりした脚本としっかりした演出、そしてしっかりしたキャスティングがあれば良いドラマは作れるのだ。このドラマはその証明である。
このドラマの最大のポイントはキャスティング。主要7人のキャスティングはこれ以外には考えられないほどハマっている。特筆すべきは大竹しのぶと明石屋さんまだが、他のキャストも実にハマり役だ。
脚本の素晴らしさも、このドラマのリアリティを支えている。それぞれのキャラクターが実によく練られていて、どの人物も「あぁーこういう人、いるよなぁー」と思えてしまう。人物の性格や行動の裏にある育った環境などが実に丁寧に、かつさりげなく描かれているため、一見突飛に見える言動にもリアリティを感じることができる。
それにひきかえ、昨今のドラマは実にお粗末。安易にマンガを原作にして何の裏づけもないままストーリーが展開するからストーリーが進むうちに「なんじゃ。これ?」状態。
さらにヒドいのがキャスティング。選ばれるのは、そのキャラクターを演じるのにふさわしい俳優ではなく、演技力もおかまいなしに、人気のお笑い芸人やモデル、タレント、そしてお決まりのJ事務所。
これでは良い(=おもしろい)ドラマが作れるはずがない。ドラマ制作サイドはいい加減に気付くべきだ。
ケータイもメールも無い。固定電話はコードレスですら無い。職場でも飲食店でも、どこでもタバコが吸える。そんな昔の光景は、今の若い世代にはどう映るのだろう?そういうギャップも楽しみながら、このドラマをリアルタイムで知らない世代にも、是非観て欲しい。とにかく必見のドラマだ。